ル・ボナーの一日

オノトのレッドリップル

2011年01月07日

私にとって万年筆収集はブログの次に販促活動の為にしている行為だと言い続けて来た。 事実万年筆趣味によって多くのお客様が新しく来られるようになり、 万年筆趣味の集まりにはパパスショルダーをかけて来られる人が多いと聞く。 ネットで「ル・ボナー」をイメージ検索するとペンケースが連続して映し出される。 全くもって私が予期した以上の販促効果ではありませんか。 そして私の万年筆は煩悩の数へと歩みを進めている。 万年筆はそんなにいっぱい必要ありませんから、 その資金でル・ボナーのカバンを買いましょうと本音では思っているボンジョルノ。 「ボンジョルノが万年筆で書いた文字を初めて見たぁ〜!」などと、 万年筆専門店のP&Mのお二人に新春驚かれるほど使用頻度は少ない。 でもこれからも増えていくだろう。 錯覚だとしても万年筆は職人の手仕事を感じる事が出来る特別な筆記具だと感じている。 そんな万年筆たちが愛しくて大義名文ひねくり出して歩みを進めるボンジョルノです。 そして出社して始めにインクを入れた万年筆たちの書き味チェックの儀式だけは怠らない。 IMG_9879.JPG このところ19940年以前の古い万年筆が面白いと感じている。 今まで1940年以前の万年筆はオノト3本とウォーターマン2本とパーカー1本の計6本。 吸入機構も薄い鍛造ペン先も危なっかしいけれど、 温故知新?その書き味と外観の風情に惹かれるのでありました。 そして去年の年末に始めての1920年代の万年筆が加わった。 その万年筆はオノトのレッドリップル。 私は心の片隅でウォーターマンNo.7をいつかと願っていた。 エボナイト素材が生み出すレッドリップル柄は魅惑のクラシカルなイメージ。 でもこのオノトのレッドリップルが加われば、 しばらくの間はNo.7の事は忘れる事が出来る。 それにしてもこのオノトのレッドリップルの軸は驚くほど艶やかだ。 80年以上前に製造されたとは思えないエボナイトの艶。 書き味も正しくビンテージ・オノト。 戦前の万年筆の7本目が加わったぁ〜。 という風に販促活動か何なのか分からないけれど増えていく万年筆たち。 今年になってまだ万年筆は増えていない。








Le Bonheur (21:41) | コメント(0)

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ