ル・ボナーの一日

「カンダミサコ」の財布と名刺入れ登場〜

2010年12月14日

「カンダミサコ」さんから頼んでおいた二つ折財布と名刺入れが届きました。
今日からル・ボナー店頭での販売開始です。


二つ折財布は「カンダミサコ」さんでの定番で使われているミネルバ系の革ではなくて、ブッテーロ使って少し贅沢仕様(革の2枚重ね部分が多い)で作ってもらいました。そのため定番品のミネルバ系の革の品よりちょっと高くて販売税込価格19000円。


名刺入れは色だけ指定して定番のままブッテーロで。販売税込価格8900円。どちらも今回は、ワイン、ブラック、ネイビー、チョコ、グリーンの5色で。

届いて実際に見てドキッとした。オーソドックスな財布と名刺入れのカタチしているけれど、パターンの妙が特別な革小物に昇華しています。もうオーソドックスな財布や名刺入れからは、新しい驚き感じるカタチは生まれにくいとの思いから「残心」革小物シリーズを発想した私には衝撃でした。この二つ折財布と名刺入れには強い刺激を感じています。


二つ折財布の小銭入れ部分のパターンの発想は、既存の小銭入れ付き折財布を作り続けてきた者には閃かない。素材とか縫製とか割り漉きの技術で、こういったオーソドックスなカタチにおいては差別化図るのが常です。でもこの財布は根本のパターンにおいて個性を主張しています。その上使いやすく機能を犠牲にしていません。


名刺入れにおいても、今まで見た事のないマチのパターンが素敵です。その独特なマチの複雑な仕様の細部を調べても、接着性の高いブッテーロで作る場合は問題は生じない。素敵なパターンから生まれた「カンダミサコ」さんの二つ折財布と名刺入れです。

私の場合は経験の積み重ねからオリジナルを想像してきました。でも「カンダミサコ」から生み出されるカタチは、若きご夫婦の生まれ持ったセンスから生み出されていると感じています。既存の縫製技術に縛られない自由な発想が出来る才能は、この業界では貴重です。そんな若き才能に刺激を受け切磋琢磨する上でも、ル・ボナーでは私たち夫婦が作り出すカタチ以外の素敵な革製品を、これからも展示販売していきます。「カンダミサコ」から生み出される素敵なカタチを見に来てください。何が特別か詳しくご説明させて頂きます。

Le Bonheur (21:26) | コメント(2)

Comments

  1. pretty-punchan より:

    カンダミサコさんの新作二つ折財布は、本当に素晴らしいと使って実感しています。いや、出来上がった時点でちょっとびっくりしていたのですが、これは過去に使ってきた折財布の中で文句なく一番です。ブッテーロを使うことによってミネルバのカジュアルな印象が上質で締まった感触になりました。発想の豊かさを感じる作りは、持つことに喜びを感じさせます。購入以来、用もないのに、特に酒の席でついつい親しい人たちに見せびらかせています。
    というわけで、絶賛!
    Re:ボンジョルノより
    ル・ボナーにも置きたいと思ったきっかけは、プンチャンがカンダさんにオーダーしたブッテーロタイプを見た事でした。そんなきっかけ作って頂き、ありがとうございました。刺激受けます。

  2. orenge より:

    ブッテーロは張り合わせで,ふくよかさを表現できるのですね。残心シリーズともに凄くいい感じですね。
    Re:ボンジョルノより
    ブッテーロの潜在能力は凄いと思います。
    その潜在能力を引き出せたら魅力が倍増します。
    カンダミサコの二つ折財布と名刺入れは素敵ですよ。

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