構想し着手している事はず〜っと前から聞いていた。でも待ちくたびれてもう出版されないんじゃないかと思っていた古山浩一著「カバンの達人」が今日から発売です。本屋さんでなくてカバン屋ですがル・ボナーでも販売します。A5サイズの古山画伯の素敵なカバンの絵が半分ほどを占める、カバンを通じた人間賛歌の本です。ル・ボナーも登場します。この本が出版されれば、ル・ボナー店舗前には行列が出来ると氏は言っておりましたが、それはないと思います。税込1680円での販売です。是非興味ある人は買ってくださぁ〜い。
古山画伯は画家が本業ですが、万年筆業界のカスガイとして有名人です。またカバン好きとしても突出した人物です。ボロボロのカバンも含めて万年筆よりいっぱいカバンを持っている。茨城の牛久にあるアトリエ「町工場空目薬煙突工房」に訪れた時、その朽ち果てつつあるプレハブの工房に雑然と置かれたカバンの数に驚かされた。その馬鹿馬鹿しいコレクションに、この人只者じゃないと思った。
そんな古山画伯の書き綴る「カバンの達人」は「鞄が欲しい」の続編で、カバンを作る人たちと、寄り添い愛着持ってカバンを使い続ける人たちを、愛情持って描いている。カバンは決して芸術作品ではない。けれどその鞄作りに心血注ぎ、この時代に生きた証を残したいと願う私たちを優しく見つめている。特に独立系鞄職人は、私を除いて?生き方が不器用な人が多い。でもそんな職人たちが古山画伯は大好きなんです。人に寄り添うカバンは、そういう制作現場から生まれると信じている。そしてそういう職場の喜怒哀楽を愛おしく思う画伯です。是非読んで見て下さい。
「カバンの達人」帰京時に新幹線で読ませていただきます。
ベルト残念でしたが、次回楽しみにしております。
今日はありがとうございました。
Re:ボンジョルノより
来店ありがとうございました。ベルト頑張ります。
「カバンの達人」に登場する人たちは、大半面識があります。なので読んでいて私は面白くて。