今回製作の数分全部の手縫い完了、枠トップの手縫いはアルミ枠を使って軽量に作る工夫をする上で避けては通れない作業だと思ってます。菱穴を開けてミシンで縫えば手縫い風には出来ます。でもそれだと曲がりやすいアルミ枠だと問題発生すると思うのです。手縫いでギリギリまで絞って縫う事でアルミと巻く革との間に遊びを極力少なく仕上げる事で軽くて変形しないダレスバッグが作れると思ってます。手縫いは量産製作では難しいので、それを望むなら私がやるしかありません。細ダレスの枠手縫いで全盛期の私で一日集中出来て4個分でした。今は集中も出来なくて手も遅くなって1日2個です。でもってCIRCLEさんのブログのアップよりだいぶ遅くなりましたがやっとブログ書けまぁ〜す。
一般的な錠前ではなくル・ボナーのあの錠前タイプで細ダレスを作りたかった。ただあの錠前は前回で使い切り同じ工場での再生産も頼めない。そこで鞄用の金具を作ってるルートに問い合わせても難しいとの解答。諦めかけていた時、その錠前の話しを時計ケース作家のLamazionの吉村さんに相談したら受けて頂けた。
その錠前がこれ〜真鍮鋳物で後から削って精度出してムーブメントのパーツも全てオリジナル製造の錠前のマニファクチュール。やはり一つ一つ最後削って仕上げたのでエッジが優しい。
LamazionとLe Bonheur 刻印入りは自信の証し〜
そして今回は6色作りました。
安心の黒は多めに作りました。オンタイムの定番カラーはやはり黒ですよね。
ネイビーはブルーのステッチが映えます。黒と区別しずらい濃いネイビーの為、間違わないようにネイビーはブルーステッチで縫う事にしたのが始まり。今ではネイビーにブルーステッチは良いアクセントになっていると思ってます。
ダークブラウン(チョコ)
今回のワイン色は深み極め付け。
キャメル(茶)もいつもより深い茶。茶にグリーンステッチが映える。これは大好きなバッグブランドのバレクストラに敬意を表して。定番品で茶革にグリーンステッチは他では知らない。
そしてグリーン。
それにしても今回のブッテーロの色、質感最高です。タンニンなめし革はロットによる差が激しい。今回は今ままで最高かも。
今回いつも以上に良い仕上がりの「細ダレス」が出きました。ただ通常細ダレスは税込159,500円での販売の所、今回は無理言って吉村さんに作ってもらった錠前を使ったので、これでも決して持ち出し分大変多くあるのですが税込み176.000円での販売となります。皆様宜しくお願いいたします。
お世話になります。
細ダレスのワイン色はもうありませんでしょうか?
気が付いたのが遅かったので、今更かもしれませんが、今在庫のある色も教えもらえれば助かります。
もし希望の色があれば、実際に見にお店に伺えたらと考えています。
よろしくお願い致します。