値上げ後初のパパス・ショルダーが店頭に並びました、ドキドキしながらの販売開始です。それでも値上げ価格でも原価計算したら大変厳しいのがこのパパス・ショルダー。でもどうしても大台の価格で販売する勇気が無くてこの価格に落ち着きました。どうか皆様宜しくお願いします。
まずはシュランケンカーフから、税込99,000円(税抜上代90.000円)。
ペリンガー社のシュリンクレザーは元々輸入元の革屋さんでは輸入当初、ドイツシュリンクとかジャーマンシュリンクとか呼ばれていました。シュランケンカーフという呼び名を日本で使い始めたのは実はル・ボナーなんです。ペリンガー社のウルリッヒ社長さんが来日時のミーティングでそうドイツ語名称で言われてたのを聞いて使うように。今ではシュランケンカーフという名称が一般的に使われるようになっているのは何かボンジョルノ誇らしかったりして。
日本国内ではル・ボナー限定だと聴いている、シュランケンカーフのアントラジスカラー。
シュランケンカーフで一時このネイビーカラーが大人気だったけれどここ数年おとなしい気配ですが作ってみました。今回のシュランケンカーフのネイビーのシボの均一感は特別でした。
カラフル系も加えたいけれど何色にしようか悩んだ結果ジーンブルーで。私としては久々ライムグリーンで作りたかったのですが、却下となりました。ライムグリーンでのご注文頂ければ次回は製作できるのですが。
そして元祖パパス・ショルダー素材のミネルバボックス税込88,000円(税抜上代80,000円)では
御要望あったオルテンシア。使い込んで光沢加えた深いブルーグリーンにエージングするなんて想像出来ないミネルバボックスの青。
タバコ、こちらはこのイメージのまま光沢出て濃くなるエージング。
そしてこの定番2革に加えて今回からデンマークソフトカーフを加えました。デンマーク原皮のカーフ(生後6ヶ月前後の原皮をアメリカや日本ではキップと呼び、ヨーロッパではカーフと呼びます。日本では生後3ヶ月前後をカーフと呼び、ヨーロッパではベビーカーフと呼びます。)をデンマークで初期クロームなめし(ウエットブルー)し国内で私の希望を伝えて仕上げてもらった革です。この革で作るパパスは税込79,200円(税抜上代72,000円)です。オイルの二度入れでエージングも楽しめるしっとり触感仕上げです。
マルーン、この色は神戸のイメージで色出ししてみました。
そして黒。
デンマークソフトカーフ、私の思い通りに仕上がったデンマークカーフ第二弾革です。ペーパームーンシリーズで使う時は1,3mmに割って使いますが、パパスでは原厚の1,6mmで作るのですがパパスにすごく合ってる革だと出来上がってハミと話しています。
もう作り始めて20年以上になるル・ボナーを代表するショルダーバッグです。何個も色違いでお持ちのお客様も沢山おられます。末長くご愛顧宜しくお願いいたします。
パパスショルダーの黒(シュランケンカーフ)は販売予定ございますでしょうか?