軽くてフィット感を意識してパターンの妙を楽しんで使って頂けるペーパームーンシリーズのリュックが並びました。このステッチを極力見せないパターンは超難解です。きっと多くの職人さんが型紙見てもすぐには組み上げられないと思います。ただ組み上げの順番さえ覚えたらコバ処理がないのでナイロンバッグ並みにスムーズに組み上げられます。
そんなペーパームーンシリーズは今まで北米キップを日本で鹿革風に仕上げた「ディアキップ」をメインで使っていました。それを革表皮が丈夫で色抜けしにくいソフトな革はないかと試してきました。ペリンガー社のナムーカーフで作ったら大変良かったのですが正規で革を仕入れるとクリスペルカーフ並の超高価な革なので定番では使えない。次に考えたのが同じペリンガー社が作ってるスムースソフトレザー「スイフトカーフ」これはこれでル・ボナーのメインレザーのシュランケンカーフと同価格な上、1年ほど前にペリンガー社の革全部大幅値上げした為ソフト革のリュックの値段が10万オーバーやはり辛い。そこでデンマーク原皮の国内仕上げの「デンマークカーフ」をスイフトカーフの質感で仕上げられないかと試作した結果「デンマークソフトカーフ」が誕生しました。元1,6mmn厚の革を1,2mmに割ってペーパームーンは作ってます。加えて在庫残り少なくなったナムーカーフ、スイフトカーフでも今回作りました。デンマークソフトカーフとスイフトカーフの質感の違いは玄人でも区別出来ないレベル。日本のタンナーの技術力に感服します。
ではまずデンマークソフトカーフ(税込82,500円)から
マルーン、一般的にはワインとかバーガンディーとか言われる色ですが、ル・ボナーでは神戸的にマルーンという色名です。
黒、サンプル製作時は艶があったのですが、本生産ではこのようにマットに仕上げました。デンマークソフトカーフはビジィーリュックやオブレなどでは原厚1,6mmで、ペーパームーンは1,2mmに割って使います。
次にスイフトカーフ(税込96,800円)でも作りました。
アントラジス
ネイビー
まだ残ってる2色のナムーカーフ(税込96,800円)では
トープ
ダークブラウン
ペーパームーンシリーズの内装はナイロン生地最高級のリモンタナイロンの「DAVIS」使ってます。
そのリモンタナイロン惜しげもなく使い、ポケットいっぱい。前ポケットの内側にもiPadmini余裕で収まるポケット。
サイド両側にあるポケットはiPhoneProMaxでも収まるよぉ〜
背の部分にもポケットがこれが何かと便利、背負った時背中の当たりをソフトにする為にクッションやタオルを入れるのも良いかも。本体主収納部以外にポケット8箇所有り。
男女問わず背負える「ペーパームーン・リュック」を是非この機会に〜詳細はまたまた明日か明後日にはアップされるだろう南青山の「CIRCLE」さんのブログで〜
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