ル・ボナーの一日

「ペーパームーン・ボストンバッグ」プロト

2020年06月15日

多くのお客様にお待ち頂いたナッパレザー(ソフト革)で作るペーパームーン・リュックの量産もやっと7月製作確実。ちょっと前に工房内製作したペーパームーン・リュックからの変更点はストラップの長さを12cm長くする事と内装生地のリモンタナイロンがいつものスカイカラーに。レディースリュックと思っていたのだけれど、意外と男性のご要望多くてそれだとストラップは長くした方が良いと思い。

ペーパームーンはショルダーバッグ、リュックと作りましたがやはりもう一種類作りたい。ブリーフケースが無難とは思ったけれど、ここでキャリーケースが旅の主流になりご要望がめっきり減ったボストンバッグが作りたくなりました。そこでプロトタイプを作ってみました。

大きいでしょう?ハミが提げたら特に大きく見える。今回のプロトタイプはデッドストックしていた今は廃業した世界最大のスウェーデンのボルゲ社の作ったカリブー(トナカイ)革で作ってみました。なんとも言えないソフトでしっとりした革です。

正面はペーパームーンシリーズ共通の顔立ち。縦33cm×横44cm×幅24cmのビッグサイズ。ハンドルやショルダーの根革は重量の負担を考慮して補強を特別頑強に加えています。

後部もファスナータイプのポケットにしました。前ポケット後部ポケットどちらにも内側に小分けポケット充実。

両サイドにも24cmの広々ポケット。これにもファスナー付けた方が良いかどうか。マチ幅が24cmもあるので、これはペーパームーンシリーズ初の底板付き。

ショルダーストラップはペーパームーン・リュックのストラップでこの仕様が量産でも使える事が証明されたので、その同じ仕様でクッション性増強して。

ル・ボナー店舗にこのプロトタイプは展示しています。ご意見お聞かせください、ご要望多く頂いたら仕様変更加えて量産GO〜。もしこのご時世ボストンバッグの需要がやはり少ないようであれば、ペーパームーンシリーズの3種類目はブリーフケースかなぁ?それともポシェット?それともハンドバッグ?このプロトタイプのペーパームーン・ボストンの反響次第。量産したとして価格はいくら位になるかと言いますと、12~3万ぐらいかな。

楽しく作る事が出来ました。

Le Bonheur (18:39) | コメント(0)

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