シュランケンカーフをメインにデッドストック革少々、久々文庫本カバーを工房内製作しました。税込み8,800円なり。
シュランケンカーフは9色で
左からグレー、アントラジス、バイオレット、トスカニー、ゴールド
左からミント、スカイ、ジーンブルー、ブルー。今回は青系が充実
デッドストックしている革でも少々。
テイカのオイルヌバックは、「本当にこれヌバック?」と思ってしまうほど起毛が感じ取れないオイリーさ。トラ模様がまた良い感じ、普通ヌバックに仕上げたらトラ模様は消えちゃうのですよ、それがしっかり残ってる。それと一度だけ仕入れたペリンガー社のソフトスノーカーフのダークブラウン、オイル感半端なし。
そしてシープ4種、下から触った時のしっとり感尋常じゃないネイビーとダークブラウン、これは使うのもはばかれるほど繊細で、これぞナッパレザーの究極と感じさせる。ただ素性は記憶から消えているボンジョルノ爺。ワインはフランスのボダンジョア社のシープナッパ。ボダンジョア社のカタログではラムスキンと記されている。このタンナーも随分前に廃業しちゃったな。それとまたまた素性わからない茶色のシープ。これの革表面の表情は独特で面白いよ。
これはスウェーデンのボルゲ社のグリーンのフェルディナンドカーフ。私たちはこの革が大大好きだった。この当時世界最大のタンナーも廃業しちゃった。
という感じで文庫本カバー作りましたがシュランケンカーフ以外のデッドストック革はもう無いに近い、というのも卸先の南青山のCIRCLEさんに大部分送り出した為。なのでご興味ある方はCIRCLEさんにお問い合わせくださぁ〜い。
ル・ボナー店舗はCLOSEDですが、工房ではいつも以上に作っております。次はダレスの枠手縫いが始まります。
いろいろと愛用させていただいております。
両側ポケット仕様のブックカバーを作っていただくことは可能ですか?