ル・ボナーの一日

N若夫婦の決断

2007年03月29日

わん階段02.JPG 時々顔を見せていただくN若夫妻が飼っているビーグル君です。我が家の次男坊チャーと似ていて、特別な甘えん坊の迷犬で、2匹のビーグルの性格の類似点が有り過ぎて、Nご夫婦が来られるとその話で盛り上がります。もしかして兄弟なのかと思ってしまいますが、彼は14歳で赤の他犬です。 わん02.JPG Nご夫妻は、ル・ボナーに集まる多くのお客様同様モノ好きなご夫婦です。そんなNご夫妻がル・ボナーに久しく来られていないと思ったら、夫婦の静かなモノ好き人生を覆す一大決心を、ご主人がしてしまったのであります。 Nご主人は10年弱勤めた安定した公務員生活にピリオドをうち、家具職人になるため飛騨高山の学校に出発するのです。2年間は別々での生活です。 徒弟制度現代版のような2年間。先の保障は何もない。やる気次第です。 ここのところ、独立系のモノ作りの職人になりたいと思っている人たちに会う機会が多い。 そう望む人が多いことは、私にとって喜ばしいことです。作るという行為は、お金では買えない人間だけが得ることのできる素晴らしいこと。そのことで生活するには、苦しいことの方が多いと思うけれど、作るという行為が全てを許容出来るはずです。 明日飛騨高山に、理解ある奥様と甘えん坊のビーグル君を神戸に残して出発です。 数年後に、ル・ボナーのお店の御近所さんとして、奥様がパソコンで仕事をしながらお店で時々接客し、その奥で御主人が黙々と家具を作っている工房兼ショップが開店するのを想像します。私たち夫婦は手助けは出来ないけれど、応援します。Nご夫妻の第2ラウンドを。

Le Bonheur (07:03) | コメント(5)

Comments

  1. 北の坊主 より:

    Nご夫妻・・・・
    ひょっとして私たちも知っているあのご夫妻ではないでしょうか?
    (間違っていたらゴメンなさい・・・)
    私たちの周りにも、もの作りを生業にしている人たちが多く居ます。
    苦労が多いのは現実ですけれど、皆さん生き生きとして楽しんでいます。
    私たちも陰ながら応援していますね。

  2. ル・ボナー松本 より:

    北の坊主さん
    ブリーフケースを北の坊主さんでオーダーされたご夫婦です。
    みんな一度の人生なんですから、ご夫婦が理解し合えるのであれば、思いをかなえる道を進んで行けば良いと思っております。その方が楽しいはずです。

  3. たか より:

    私もまったく異なる種類のものづくりを生業としていますが、
    どんな種類でも物を作るのは大変です。生みの苦しみを伴います。時には瑕疵責任を問われるときもあります。
    それを乗り越えてすばらしい職人さんになられることを応援したいです。

  4. ル・ボナー松本 より:

    たかさん
    ヘンチェルの綺麗な写真が届くのを待っていまぁ~す。私の写す写真が良くないと顧客の何人かに指摘されるので、高性能カメラ(下手くそが写しても綺麗にとれるらしい)を購入することにしました。

  5. nam より:

    本当に決断されましたね、
    学校を卒業してからが本当のスタートです、私と違って強い意志を持って飛び込まれたと思うので、独立されるのも早いと思いますが、私の経験がお役に立てるようであればいつでもお越し頂ければ構いませんので、そうお伝え下さい。

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