ル・ボナーの一日
kazubonの結婚式 後編
2008年09月29日
人の人生は結婚前と後とに分かれると思っている私です。
男はいつまで経っても基本は子供のままで、大人にはなれないで人生を終わる場合が多い。
社会と接し少し上手に生きる手立ては習得するけれど、夢を見続ける生き物であります。
それを楽しんで影でコントロールしていただける女性とめぐり会えたら幸せです。
私は結婚して31年、子供だった頃と代わらない未完成で幼稚なまま50歳を過ぎた。
夢ばかり語り暴走を繰り返しながらも、何とか31年間ハミは私を見捨てずに、
私と一緒に今日まで生きた。
赤の他人だった二人が一緒に暮らすということは、それまで生きた世界が違うだけに、
恋人時代には見なくてすんだ色々な精神的なズレも、生活の中で経験することになるだろう。
でもそれを繰り返しながらも熟成することで、本当の愛が育ってゆくのだと思う。
結婚式は二人の恋を愛に育ててゆく始まりの日。
隣に座る大和出版印刷の若社長が式場で働く女性の写真を撮ってと言う。
彼の好みのタイプの女性なんだって。どこかで見た雰囲気の女性。
あっ~分かった。彼の17年連れ添った奥方に似ているのだ。
いつも我儘で自由奔放に働き遊ぶ若社長が帰る場所は、奥方の待つ我が家。
ル・ボナーには仲の良いご夫婦が多く来店する。
愛を育てながらも生活に追われた数十年の日々も、
子供たちが独り立ちし、夫婦二人の日々が再び訪れ、
新たな恋愛関係を楽しんでおられるご夫婦は素敵に美しい。
若い二人の旅立ちを、親しい人たちが祝福する日。
素敵な思い出を心に残し、明日を二人で歩んでいってください。
それにしても、キリスト教の結婚式はやはり絵になる。
バイオリンとチェロの生演奏に讃美歌。
式も披露宴も素敵でした。主役のお二人が何より素敵でした。
Le Bonheur (07:04) | コメント(5)
Comments
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素敵・すてき・ステキ!!
映画のワンシーンのようです。
末永くお幸せに・・・・・・。 -
Re:小野英一 さん
若い人の新しい門出に立ち会うと、自分のその時を思い出します。あの日から31年が経ち、あの時の思いを忘れて自分勝手に行動した時期が長かったですが、この頃31年前の気持ちが蘇ったのを感じています。
Re:yuko さん
二人が主役。周りは二人を酒の肴に勝手な事を言って、昼間からほろ酔い気分。オジサンたちは早めに退散し、若い連中で神戸の夜で2次会です。その夜は、二人のための神戸だったでしょう。港町神戸は二人を優しく見守り続けます。 -
どうしてこうも、松本さんの撮る写真はバッチリなんだろう・・・と考えていたのですが、結局、撮りたいものがはっきりしているから、いい写真なんだな、と。もの作りをする人ゆえに、やはり、しっかりとしたイメージがあるのだなぁ、と感心してしまった次第。自分にはいちばん欠けている能力なので、素直にうらやましいです。
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Re:つきみそう さん
写真を褒められるのが今のボンジョルノには一番嬉しいです。ありがとうございます。口の悪い顧客の人たちにはボロクソ言われておりますが、そういう優しいお言葉をかけていただくと、はげみになります。
昨日フリーマーケットで3脚を500円で入手しました。装備充実でより良い写真を撮るべく、努力いたします。
結婚当初の気持ちを忘れないように。それに尽きますね。素晴らしい結婚式だったことでしょう。お写真から想像出来ますね。