ル・ボナーの一日
GRの帰還
2011年10月05日
二日の日曜日は「蚤の市」に行った。
マドリッドの蚤の市に集まる人の7割はスリと思った方が良いなんて脅かされたので、荷物は最小限にしたショルダーバッグを襷がけにしてその上から上着を着ての出陣だ。なのでカメラもこの時ばかりは大きな5Dは持たずにコンパクトなGRだけ持って行った。
蚤の市は脅かされたような出来事は幸運にも遭遇することなく、しかし警戒は怠る事なく見て回った。ただ思ったより興味を惹く品が見つからない。その中から精一杯見つけて買った品がこの2本のシェーファーの万年筆。でべそ会長はまた記念になんて言いながらい〜っぱい持っているのにモンブランのピックスを入手していた。
蚤の市を見終わって皆と合流すべくソフィア王妃芸術センターへ。ピカソにミロそしてダリの傑作が揃うスペイン近代絵画の殿堂。蚤の市での緊張感がその時緩んでしまったボンジョルノでありました。見終わり集合場所に集まった時持ち物を調べてみたらGRがない。すられたのではない。気がゆるんでどこかに置き忘れてきたようだ。スペイン語はもちろん英語も全然話せない私はもう駄目だと諦めた。GRD4も発売された事だしこの事を理由に買う口実にもなると考える悪しきボンジョルノも見え隠れ。そんな時このスケッチツアーに参加しているIさんが、駄目で元々ソフィアの人に聞いてみましょうと言ってくださった。そして聞いてもらうとすぐには落とし物は戻っては来ないので明日また来てくださいと言われたらしい。しかし明日は11時にマドリッドを後にしトレドに出発する。ソフィアは10時開館でツアーに参加している皆様に迷惑をかけないでソフィア往復はギリギリ。しかしIさんと一緒に翌日ソフィアの受付に行った。すぐには連絡つかずに11時までに戻れるタイムリミットが近づいた10時45分に見覚えのある革巻きのGRD3を持ってガードマンさんが笑顔で登場。
スペインのそれも多くの問題を抱える大都市マドリッドで、不注意で置き忘れたボンジョルノのGRD3が24時間ぶりに私の元に戻って来るなんて奇跡だ。涙が出て来た。もうこのカメラは手放せない特別なモノ。買い替えようなんて一瞬思った自分が恥ずかしく思えた。Iさん本当にありがとうございます。親切に対応して頂いたソフィアの皆様ありがとうございます。私はスペインが大好きになりそうだ。ホテルに戻ると待っていてくださった皆様にこの吉報を伝えると拍手で迎えてくださった。私の不手際が起こした騒動でありましたが、小さな幸せを一緒に連れて来て頂いた。本当に皆様ご迷惑をおかけしました。
Le Bonheur (06:16) | コメント(2)
Comments
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4も買いますよね。
期待してます。( ̄ー ̄)ニヤリ
Re:ボンジョルノより
期待しないでください。
3を長く使っていきたいと思っています。
本当です。
奇跡です。
日本製デジカメをなくして、戻って来るなんて。それもスペインで。
良かったですね。よいご旅行をお続けください。
Re: ボンジョルノより
まったく奇跡だと思います。ありがたい事です。
GRD4が出ましたがこのGRD3を手放すとバチが当たる思います。