20年ほど前に作ったトランクが修理で里帰りです。 このトランクを作っていた頃は、まだヨーロッパの革は使えなくて、 アメリカ原皮の国産なめしのタンニン革を使っていた。 それが災いして革の表皮は瀕死状態。 でもトランクのよう […]
15年前の1月17日も今日と同じような夜明けだったように記憶している。 15年前のこの日だけは老人性痴呆症気味の私ですが忘れた事がない。 多くの人が亡くなられ、多くの人が傷つき、 そんな日々の中で助け合ったその後の数年間 […]
私は昭和31年(1956年)生まれです。 団塊の世代と第二次ベビーブームに挟まれたこの昭和30年前後の世代は、 学生運動やフーテン文化が終わり、厳しい校内暴力はまだ始まっていない世代。 三無主義とか言われてノンポリな空気 […]
7月22日はハミの57歳の誕生日。 60歳前後をアラカン(還暦のカン)と言うらしいけれど、その年齢に彼女も完全に突入。 私はまだ52歳なので、一ヶ月間だけは5歳上の年上女房であります。 でも私にとって大事な相棒であり続け […]
銀座の伊東屋斜め右向かいにある「銀盛堂」が7月26日で店を閉じる。 老舗居並ぶ銀座中央通りで、独特のアイデンティティーを持ったカバン屋さんでした。 私たち夫婦が独立して鞄作り始めた時、最初に置いて頂いたお店です。 店が閉 […]
1992年3月28日にこの神戸の地で工房兼店舗を始めた。 もう16年経った。私のカバン職人歴の半分をこの地で過ごしていることになる。 27歳の時初めて東京多摩の聖跡桜ケ丘にお店を出して、 私が根拠のない無謀な夢を描いた事 […]
阪神・淡路大震災を体験し、あれから14年経った。 現在午前5時前でいつもはぐっすり眠っている時間だのに目が覚めてしまった。 地震があった1月17日5時46分を今年はブログを書きながら迎えることになった。 14年前のあの日 […]
19歳の時毎日のように通った須磨海岸は33年経っても変わらない 私の10代は悶々とした日々であった。 生きる方向が見えず、受験勉強に集中しなければならない時期も、本ばかり読んでいた。 高校3年の時は授業中も読んでいて、1 […]
私たちは、この人工島の南端のマリンパークから見る風景が好きです。 チャーを散歩に連れ出すと、必ずここで一服。ボ~っと海と空を見ている。 ハミは神戸に来て「空が広~い!」と良く言う。 東京に居た頃は、こんなに空の広さは感じ […]
無謀な結婚は、情熱が冷静な判断を狂わせた結果だと思う。 私たちの結婚はまさにその最たるもので、 すぐに破局をむかえるであろうとみんなが思った。 私の一目惚れだった。 夢を語り、過剰なアプローチの結果二人は恋に堕ちた。 貧 […]