ル・ボナーの一日

レディースのトートバックたち タンクとプティ

2009年11月18日

ル・ボナーの定番中の定番のレディースのトートバッグ2種類は常時お店には並んでいるけれど、色数が減ってきたのと、別色でのご注文もお受けしていたので作りました。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20848.jpg A4ファイルサイズまで収まるタンクトートは、多くの荷物を収める要望を持っている女性に支持され作り続けているトートバッグ。1~2泊の旅ならこのタンクトートとポシェット下げれば十分だ。 スカイでタンクトート作るのは初めて。 ライムグリーンで作ったタンクトートも今まで数少ない。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20846.jpg それにパープル、新色のホース、ライトレッドでも作りました。 ル・ボナーではシュランケンカーフの中でパープルは一番人気のある革。 新色のホースは定番色のゴールド(茶)を深くした色調。 ライトレッドでタンクトートを作るのは久しぶり。明るい赤が映えます。 在庫ではオレンジとブルーが少しあるので、現在ル・ボナーの店内には7色のタンクトートが並んでいます。こんなに同型のバッグで多色あるのは初めてだと思う。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20820.jpg プティトートもスカイ、パープル、ライムグリーンで作って、 残っていたライトレッドと黒とを合わせて計5色揃いました。 このプティトートは30年作り続けているカタチです。 何度も革とか仕様とか部品の作り方の変更はしながら、 基本パターンは変えずに30年作り続けたカタチです。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20568.jpg 着物姿のご婦人が持っても収まりが良いトートバッグだと思っています。 巾広のマチを閉じる事で収まりの良い大きさに見えると思います。 それでいて、いざという時にマチのホックを外すと驚くほどいっぱい荷物が入ります。 いつまでも大事にしたいル・ボナーのカタチです。 それにしてもシュランケンカーフの質感と本来の色を写真で伝えるのは難しい。 この絶妙な色と質感が私たちは大好きだけど、 それを生かすカタチに仕上げるのは難しい革でもある。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20822.jpg ダークブラウンと見間違う深いパープル色はシックな佇まい。 一番写真で撮る時思った色が出難い。 写真で色を伝え難いシュランケンカーフのパープル。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20825.jpg 新色のホースはゴールド(茶)を濃くした感じの色。 フランスH社が描く「馬」の色。それにしてもゴールドとホースは微妙な差しかない。 オレンジとコニャックの色の差が微妙だったように、 新色が出るたびに色作りの妙にドキドキさせられる。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20789.jpg ライトレッドは爽やかレッド。 小さなサイズの製品ではよく使う色だけれど、 久々大きめのサイズのバッグで今回使ってみました。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20791.jpg 今までよく使っていたジーンブルー色に霧が被ったようなスカイ。素敵な色です。 登場したばかりの新作の男女兼用ショルダーバッグ「ディプロマ」では、 このスカイが最初に売り切れてしまった人気急上昇中のシュランケンカーフの色。 %E7%94%BB%E5%83%8F7%20794.jpg 一時期このライムグリーンはなかなか入荷しなかったシュランケンの色。 華やかなこの色が私たちは大好きで、ル・ボナーのお客様たちにも支持されている色。 色は伝えきれていないけれど、 シュランケンカーフという革の質感は写真で伝えられたかと。 ル・ボナーを代表する革となったシュランケンカーフ。 これからも使い続けていきたいと願っている革です。 シュランケンカーフとの出会いは、ル・ボナーらしさを表現する上で大きかった。 エージングを楽しむ革ではないけれど、愛情持って付き合うとそれに答えてくれる革です。 そんなシュランケンカーフでタンクトートもプティトートも作っています。

Le Bonheur (21:16) | コメント(1)

Comments

  1. orenge より:

    シュランケンカーフは,クリスペルカーフ同様「育ちのいい革」ですね。型押しのような堅さがなく
    ふわりとしていて体にそいやすいです。どちらのトートバッグも懐が深く「和」に合いますね。メガネの色に合わせるとよりいい感じかも?
    Re: orenge さん
    上質のクローム革はタンニンなめしの革にはない深みのようなもの感じています。昔はコバの処理に難儀してクロームは避けていたけれど、割り切って美しく仕上がれば良いと思うようになったら、クローム革扱うのも楽しくなりました。
                            ル・ボナー松本

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