ル・ボナーの一日

F夫妻の夏のリビエラ物語

2009年08月19日

ル・ボナーの無償アドバイザースタッフのF夫妻がイタリアへ。 F夫妻は毎年イタリアに旅している。今年はリビエラ海岸とジェノバへ。 私達の世代は「冬の~リビエラぁ~男ってヤツはぁ~」の 森進一の「冬のリビエラ」のメロディーが思い浮かぶ?けれど、 リビエラの本番は夏、イタリア屈指のリゾート地が連続する地域です。 ジェノバは現役のイタリア最大の港町。 勤め人の二人はお盆休みを利用して、F妻の緻密な下調べによる計画の自由旅行。 年に一度のイタリア旅行が結婚10周年を迎えるF夫妻の大事な年中行事。 私の知る限り5年連続の体力消耗型イタリア旅行です。 アリタリアでローマ乗換ジェノバ空港。 そこからタクシーで40分ほどでリビエラ周遊の拠点ラパッロへ。 宿は恥ずかしいほどドンズバリの名前の「ホテル・リビエラ」到着は深夜。 %EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%96%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%A9.jpg こじんまりした素敵なホテル。 このホテルはヘミングウェイの初期の傑作「雨の中の猫」の舞台となったホテルだそうです。 小説は夫婦の心のすれ違いを描いていたけれど、 F夫妻は夏のリビエラの強烈な直射日光の下、手をつないで?走り出す基地。 各駅停車の鉄道と船を乗り継ぎながらリビエラを浮遊する異邦人。 %E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8E%EF%BC%98.jpg まずリビエラの初日は超高級リゾート地ポルトフィーノへ。 大型クルザーが係留するこの小さな港には、 エルメス・LV・など高級ブランドのお店が多く出店しているけれど、 どの店も突出することなく町並みに馴染んで存在している。 %E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%80%80%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%88%E3%83%B3.jpg ポルトフィーノのヴィトンショップ。 816%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%9E.jpg 今回F氏には秋には店頭に並ぶル・ボナーの新作ショルダーバッグ「ディプロマ」をリビエラへ持ち込んでもらいました。なかなか素敵な存在感。 %E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%AC%EF%BC%98.jpg サンタマルゲリータリグレの街角にて「ディプロマ」 %E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%AC%EF%BC%92%EF%BC%98.jpg 2日目はこの旅のメインイベントのポルトベーネレから船にてチンクエテッレ周遊。 %E3%83%AA%E3%82%AA%EF%BD%A5%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%AC%EF%BC%91%EF%BC%96.jpg 岸壁にへばりつくように点在する5つの村。 相当朽ち果て気味のカラフルな家々だけれど、 それがイタリアらしくて好感持てる世界遺産。 %E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%AC%EF%BC%91%EF%BC%98.jpg リオマッジョーレ。 こんな村が5つ。 %E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%BD%EF%BC%92%EF%BC%94.jpg モンテロッソの猫。 F夫妻は神戸が大好き二人だ。神戸を終の棲家と思っている二人だ。 現実主義者ぶって理路整然とした理屈で、私のボンジョルノ的振る舞いを批判し続ける。 がしかしボンジョルノとあまり変わらない、いやそれ以上のヘンテコな夫婦である。 そんな二人にとってイタリアは、私と同じで旅人として訪れる居心地の良い場所。 煩悩だらけの日々を年に一度清算する異国のはずなのだけれど、 去年シグマDP-1買ったばかりだのに、 今回のイタリア旅行前にオリンパス・ペンE-P1購入し、 イタリアに持ち込んだカメラは総勢5台。 煩悩をイタリアまで持ち込むF氏でありました。 %E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%83%86%E3%83%AB.jpg リグーリア州の州都ジェノバでの宿は4つ星ホテル「ブリストルパレス」。 螺旋階段が美しいこのホテルはリゾートでない夏のジェノバゆえの特別価格99ユーロ。 F夫人の綿密な下調べの賜物であります。テラスでの朝食が気持ち良さそうなホテルです。 %E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E5%A4%96%E8%A6%B3.jpg ブリストルパレスの外観。 右のちょこっと見えている2階のテラスで朝食。 %E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%80%80%E6%97%A7%E5%B8%82%E8%A1%97%EF%BC%92%EF%BC%91.jpg ジェノバは神戸に似た街だと聞いていたけれど、 F夫妻の感想は「神戸の方が良い」そうです。 語学達者でない二人のイタリア自由旅行は、 アクシデントも自力で解決しながらのドキドキワクワク感を異国で楽しむ旅。 夫人の捻挫事件、電車車両暗闇事件、恐怖の中古ライター押し売り事件等色々あったようですが、楽しい旅だったようです。 私が行った訳ではないけれど、写真見ながら二人の話しを聞いて、 イタリアの空気を想像するボンジョルノ。 イタリアは本当に魅力的な国です。 いい加減さと精緻な技術に裏打ちされた美意識が混沌と混ざり合って、 その上ローマ時代の文化的遺産が深みを持たせていて、本当の豊かさが見え隠れする国。 私は秋に仕事・・・で行く予定のボローニャ&フィレンツェは、 本当に行く事が出来るでありましょうか。まだ確定していなくて不安。

Le Bonheur (05:57) | コメント(2)

Comments

  1. pretty-punchan より:

    白昼にせよ、夜にせよ、やはりイタリアの光の反射は日本のそれとは違うと思うのですが、それでも神戸の海岸通りの風景にどこか似たものも感じます。ともあれ、いつもは理性的批判眼の持ち主であるFご夫妻は、じつはかなりズッコケ・コンビではないかという私の密やかな思いは外れていなかったようです。今度、ル・ボナーでお会いできたら是非、珍道中の内容を聞きたいと思っています。
    それにしても、スカイブルーのディプロマは良く映えていますねえ。
    Re: pretty-punchan さん
    そうなんです。コレクターのプンちゃんや少しその気がある私を否定出来る立場の夫婦ではないのです。そんな事言うとまたまた色々言うとは思いますが。
    「ディプロマ」がイタリアの町並みの中で目立っていると思います。それも真夏なのに全然違和感がありません。空港のHショップを覗いた時も、店員さんが興味を持って見ていたそうですよ。ディプマが店頭に並ぶのは10月に入ってしまうと思います。
                              ル・ボナー松本

  2. しげお より:

    現在、パパスバッグに嵌っておりますがディプロマもたまりませんね。
    イタリアの景色に溶け込んでいるのがたまりません。
    「やさしい鞄」ですね。
    Re: しげお さん
    ディプロマは5色作る予定です。黒に赤ステッチというタイプも作る予定にしています。マチ巾をサンプルより1cm増やそうと思っています。
    イタリアの街並みに映えているなぁ~と私も感じております。
    是非完成の暁には1つどうぞ。
                              ル・ボナー松本

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