
オーダーのポーチと並行していっしょに作ったエレファント革のファスナーポーチ。
カードがいっぱい収まって薄い携帯電話は違和感感じず収まるほどの薄い仕上げです。
エレファントは丈夫な革です。革という素材の中で一番丈夫ではないかと思います。
私の持っているエレファントの財布は20年以上元気に頑張ってくれています。
一時ワシントン条約で輸入出来ない時期がありましたが、
現在は限定的でより高価になりましたが使えます。
貴重品革はあまり使わないル・ボナーですが、
エレファント革は好きな革で使い続けています。
哺乳類の革の中では一番高価な革です。

内側は赤の革。
昔見た古き良き時代のイタリアのハンドバッグで表がシックな黒で、
開けるとドキッとする赤の内貼りのコンビネーションが素敵だった記憶から、
ル・ボナーでは時々使う黒と赤の世界。ステッチも赤は少しやり過ぎかも。

革という素材の魅力は生地とは違って厚みを持っていて
色々な部分で均一ではないゆえに作り方のセオリーが確立しにくい。
それゆえ合理的なモノ作りが思考しにくくて、試行錯誤の繰り返し。
このミステリアスが飽きさせない。
私たちは30年以上鞄を作り続けてもまだまだ多くの発見の繰り返し。
ひと昔前のガマ口を想い起させるフォルムですが、エレファントがスパイシーです。それから眠気を吹っ飛ばす内装のレッド!刺激と静謐が並存する不思議な魅力があります。面白い!
さてさて今年は私にとって大変有意義なレザー・ライフを過ごすことが出来ました。バカ話ばかりで、ボンジョルノさんとハミさんのお仕事の邪魔ばかりしてスミマセン。とりわけイタ車(痛車?)の話では大笑いの連続でした。日本人は「わびさび」が分かる人種なのですが、イタ車が好きな人はこの精神に通じると確信しています。来年もバカ話しましょうね。
ボンジョルノ様
ハミ様
よいお年をお迎えください。
来年も邪魔しに参りますので宜しくお願いします。
by pretty-punchan
Re:pretty-punchan さん
改造デュポンの修復作業御苦労さまでした。
いつも楽しい時間をありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします。
それにしても衰えないライター購入意欲には感服して唖然としてしまいます。凄すぎます。私は見習わずにマイペースで万年筆道を進んでまいります。
弟さんの145との悪戦苦闘の詳細を是非是非聞いておいてくださいね。これから長く続くであろう私のアルファライフの参考のために貴重な情報であります。
イタ車バンザァ~イ。日本の「わびさび」の心はイタ車に通じると私も強く思っております。修理代に耐えられる間は。
ル・ボナー松本