ル・ボナーの一日

神戸元町界隈を浮遊するボンジョルノの休日

2008年10月24日

休日の木曜日、用が無い時は神戸元町界隈に出没している。 昨日は用事もあって正々堂々一人アル君で出かけることになりました。 pen and message.さん横の有料駐車場にアル君とめて、まずは水谷時計修理工房へ。 081023%E6%B0%B4%E8%B0%B7%E3%81%95%E3%82%93.jpg 修理をお願いしていた1914年製造のエルジンの懐中時計を受け取りに。 路地裏にひっそりたたずむ水谷修理工房は、 まるでピノキオのゼベット爺さんの工房のようで、 すごく私には居心地の良い場所です。 水谷さんの作業机は素敵で、窓越しにその仕事風景を見ているのが好きな私です。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E5%90%89%E5%AE%97%E3%81%95%E3%82%93.jpg 水谷時計修理工房を後にして、いつものようにpen and message.でコーヒーを1杯。 目線の先には恐怖の委託販売品の並ぶ危険地帯。 私の大好きな時代のビスコンティーがあるし、デルタのイエローのアルファロメオも、 アウロラの80周年はまだ売れてない。モンブランもペリカンも良い時代のモノがぁ~。 ジッと見ていると、書いてみます?と吉宗さん。書いたら最後いけません。 コーヒーを早々飲み干して退散することにいたしました。 素敵な万年筆たちの誘惑に、危うく今日の用事を忘れて帰ってしまうところだった。 元町の大丸神戸店(みせ)に行って用事を済まさなければ。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E5%A4%A7%E4%B8%B8.jpg 大丸神戸店は神戸らしいモノ文化の発信基地。 神戸を代表する神戸らしいデパートです。 三宮界隈に物販の中心が移った現在の神戸ですが、 大丸神戸店を中心とした元町界隈は、今も最も神戸らしい個性を持ったお店が多い。 アンティーク好きの私には、大丸神戸店やその関連の旧居留地のブランドショップは、 冷やかし半分、流行の傾向をチェックするために訪れるぐらいで、 あまり縁のない場所ですが、今日は買い物での訪問です。 親しい同業者がお店を開業するので、開業祝いを購入送るために。 開業祝いはお花が定番ですが、それでは面白くない。 最初花輪贈って笑いを誘おうと思ったけれど、それは迷惑千万と悟り、 シャンパンはお洒落じゃないかと思った訳であります。 シャンパンと言えばドンぺりと考えるボンジョルノ。 それでは芸がないとお酒に詳しい顧客の意見。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%96.jpg そしてその顧客の受け売りで決めたのがクリュッグ。 これだとボンジョルノは渋いシャンパンを知っている。 さすがお洒落な神戸人~!と思ってくれるはず。 全然わからないけれど、それに乗ったぁ~。 マグナムボトルの大盤振る舞い。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E3%83%A9%E3%83%9F.jpg お買いもの終って、大丸近くトアロード沿いにある洋食屋さんの「ラミ」で昼食。 このお店ル・ボナー関係者の間で話題のお店。 本格的で美味しい洋食がお手頃価格で食べられる。 夜のコースだって3000円を切り、ランチは1000円以下。 私のお勧めランチはビーフシチューオムレツ。 オムレツのてっぺんに切り口いれると半熟がプア~と広がる本格オムレツ。 今日は雨が少し降っていたので、入口のスヌーピーは傘をさしていた~。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E3%83%A2%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A6.jpg 最後に元町高架下商店街へ。 元町駅から神戸駅近くまで続くこのモトコーが私は大好きだ。 三宮高架下商店街とは全然違っていて、危なっかしい真贋混沌とした魅力的な商店街。 アンティークもガラクタもまぜこちゃワンダーランド。 生きていることが実感出来るタイムカプセル。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93%E6%94%B9%E9%80%A0%E6%99%82%E8%A8%88.jpg 実は水谷時計修理工房でこんな時計を発見。 クオーツの極薄時計のケースに手巻きのムーブメントを加工して、 水谷さんが趣味で組み込んでみたそうです。 そのムーブメントが、セイコー製では驚くほど仕上げの奇麗な機械。 だからスケルトン加工して、美しい機械がいつでも見られる~!。 改造した時計は邪道と言う人も多くいるけれど、 してみたくなる気持ちよく分かる。で私は入手してしまったぁ~。 %EF%BC%90%EF%BC%98%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%96%E6%99%82%E8%A8%88.jpg orengeさんのご要望に答えて クォーツ時計に手巻きのムーブを入れ替えて、 裏スケルトンにした時計の表です。 サイズは直径30ミリです。

Le Bonheur (22:06) | コメント(18)

Comments

  1. たかくん より:

    クリュグはチューリッヒからドレスデンへ行く夜行寝台列車の食堂車で、
    相席となったスイス国鉄の高速鉄道事業部長から勧められて注文してから、
    すっかり虜になりました。とても粋だと思います。

  2. ル・ボナー松本 より:

    Re:たかくん さん
    素敵なシチュエーションでクリュッグを知ったのですね。私も今度小さいのを買って飲んでみることにします。粋だと送った人にもおもってもらえると大成功であります。

  3. エアコンマン より:

    おはようございます
    この時計は、この前行ったときに見ました。やはりご購入されましたか。
    ペン先写真とムーブメントはレンタル接写レンズですか?

  4. ル・ボナー松本 より:

    Re:エアコンマン さん
    そうでしたか、見ましたか。私のところに来る運命だったんでしょうね。接写レンズはまだ借りていなくて、接写に強~いコンパクトカメラ・カプリオで撮りました。

  5. 写真評論家O より:

    ほとんどの写真が右に傾いてるよ。一眼レフでなくてもしっかり構えて撮らないと。

  6. ル・ボナー松本 より:

    Re:写真評論家O さん
    そう言われればそうですね。新しい発見です。色々なご意見を私なりに反芻して、私らしい写真を撮れるように切磋琢磨したいと少し思っております。

  7. 社員評論家O より:

    新しい発見って、イタリアの写真以来何度も指摘してきたのに・・・若年性認知症かと心配になってしまいます。

  8. ル・ボナー松本 より:

    Re:社員評論家Oさん
    もしかして酔っ払っているのでは?確かにあの頃の写真を今見ると手ぶれで私ですらくらくらしますが、それに比べて相当まっしになったと思うのですが。

  9. (ル・ボナーの一日専門)写真評論家O より:

    しまった「s」がタッチから漏れて「社員」に・・・たしかに、酔ってはいるけれど。
     僕が言いたいのは、手ぶれもさることながら、特に風景写真で被写体の垂直または水平軸を意識してほしいということだけです。アオリ撮影などもその基本の意識があってこその面白さではないでしょうか。今までのほとんどの写真が右に傾いているのです。酔いそうになるのはそのせい。一眼レフで撮った写真がまっすぐなのは、カメラが重いから左手も使って慎重に構えているからでしょう。尚、左手に乗せるのが基本ということは知ってるよね。
     デジカメは何枚でも撮り直しができるのだから、その場でチェックしてみてはいかがでしょうか。

  10. ル・ボナー松本 より:

    Re:(ル・ボナーの一日専門)写真評論家O さん
    分かりました。意識して撮るようにします。ところで新パパスのグリージオを取りにおいでよ。その時撮影技術についてのご意見を拝聴させていただきます。

  11. orenge より:

    構図の黄金分割という考え方では,画面の縦横をそれぞれ3等分します。それぞれの線が交わる4つの点のどこかに被写体を配置するとバランスがよくなります。多くのコンパクトデジカメには,この「3分割法」に従って液晶画面に格子線を表示する「グリッド」機能ががあります。この線を使って水平・垂直をとればいいと思います。あとは,しっかりホールディングすることとシャッターを優しく押すことでしょう。ただ,「写真が傾いていること」が問題なんじゃなくて,「傾いていることに意味がない」というのが問題なんですね。つまり,わざと画面に動きや緊迫感・不安感等をだすときに意図的に傾けることもできるということです。この「改造した時計」はオーダーメイドした贅沢な時計に思えます。あらを隠すための後ろめたい改造じゃないので逸品じゃないでしょうか。文字板側も見せてください。もちろん,時計ベルトも。

  12. ル・ボナー松本 より:

    Re:orengeさん
    ありがとうございます。
    追記で文字盤側出しました。
    仕事机の片隅で裏側を見せて鎮座しております。つけるというよりは観賞用として考えております。でも朝一番リューズを巻いておいて置くのですが、精度はいいのです。

  13. より:

    ごめん、ごめん。夜中に酔っ払って、カラミメールを送ってしまいました。
     パパスを早くほしいのですが、なかなか行けないので、もう少し置いといて下さい。
     カミさんは、プティトートがほしいと言っております。まだありますか。

  14. ル・ボナー松本 より:

    Re:O さん
    許してあげます。
    プティトート全色まだありますが、アップルグリーンは残り1個になってしまいました。

  15. orenge より:

    大人のドレスウォッチですね。私は,カジュアルな服装が多いですが,手巻きのドレスウォッチが好きです。こういった時計は大人の特権じゃあないでしょうか。すばらしい革ベルト,これも店長の特権ですね。昔のセイコーの時計は私もいくつか所有してますが,精度がいいです。いいものを見せていただきました。ル・ボナーにちょこちょこ行けない私にとってブログの写真は特に楽しみです。

  16. ル・ボナー松本 より:

    Re:orengeさん
    これからも写真多めのブログでいきたいと思っています。その質を少しずつですが高めていければと思っております。

  17. 卓袱堂 より:

    クリュッグは確かに素晴らしいシャンパーニュですが、渋い…というより定番高級品といったほうが正しいかな。
    価値がわかりやすく、間違いなく喜んでもらえる、という意味ではベストチョイスだけど、“さすがにボンジョルノの選ぶモノは他とは違うなぁ…”と言わしめるには、ひねりが足りない気がしますぜ…。
    とはいえクリュッグのマグナム…オレもほすぃ!

  18. ル・ボナー松本 より:

    Re:卓袱堂 さん
    そうか、ひねりが足りませんか。
    でもドンペリよりは良いのでは?。これからワインも少しずつ勉強してゆきます。でもシャンパンって飲みやすくて酔いやすくて困ったお酒ですよね。
    卓ちゃんがオォ~と感動するようなワイン持って茅ヶ崎を訪れる日がいつか来るかも。

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