ル・ボナーの一日
エレファント革で作ったブリーフケース
2008年06月25日
待たせに待たせたブリーフケースが完成しましたぁ~!。
今回は1年半お待たせしてしまいました。
毎回同じ形のブリーフケースを少し変更点を加えて作り続ける、
古くからのお客さまのオーダー品です。
今回はエレファント革で作りました。
エレファントの革は、一時ワシントン条約で手に入れることが出来なかった時期がありましたが、
そのため象が増え過ぎて大食漢のため、サバンナの砂漠化が深刻な状況を呈したため、
現在ではまた入手出来るようになりました。ただ高価です。
革の中で一番丈夫な革は、エレファントの革ではないかと思います。
使い込むとヌバック状の表皮は摩擦でツルツルに変化しますが、
その状態でいつまでも生き続けます。
今回は内装の仕様を少し変え、パープル色のステアー革を使いました。
錠前はスイス・アミエット社製。芯材がっちり入れて固めに作りました。
私自身は革なりの変化を良しとするカバンが好きだけれど、
がっちり固いカバンを希望されたら、オーダーの場合はやります。
カブセのブリーフケースは定番でもあるのですが、ここ何年かお店に並んでいません。
現在進行中のオリジナル錠前が完成したら、イの一番に作りたいと思っています。
その時は革なりの変形を許す、芯材を極力使わないカブセのブリーフケースを作ろうと思っています。
それにしてもエレファントの革で作るカバンは、迫力あるなぁ~。
Le Bonheur (07:54) | コメント(3)
Comments
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中満 さん
こんにちわ。今回は片岡で購入した象革を使いました。クロコなどはストックで購入したりもします。ヨーロッパ輸入皮革以外は色々な革屋さんで購入していますね。 -
こんにちわ!貴重な情報有り難うございます。参考にさせていただきます。
お久しぶりです。象の皮革良いですね!私も定番で合財袋に使っています。本象牙と象の皮革はベストマッチだと自己満足してます。私の合財袋の内側は何も加工しません、ポケット、その他何も加工しません(本当は技術かないんです)、皮革のそのままの状態です。(パイソンだけはドイツの鹿皮を内張しています)変わった物でスティングレイの皮革でも合財袋を作っています。これは面白いと勝手に思っています。ところで、象の皮革はどちらで購入されていますか?差し支えなければ教えていただけないでしょうか、ちなみに私は宝通商で購入しています。尚ル・ボナーツアーは7月の後半に予定していますので宜しくお願いいたします。