ル・ボナーの一日
第8回ペントレーディングin東京
2008年04月16日
4月12日(土)13日(金)と「第8回ペントレーディングin東京」がありました。
この集いは万年筆愛好家は是非参加したい年に一度のお祭りで、私もこの集いと秋の「フェンテの会」には参加したいと切望しております。しかし夫婦二人だけの零細鞄屋のオヤジの私は、稼ぎ時の土日に店を留守にするなんてとんでもなぁ~い。でも良い方法を画策して来年は参加したいなぁ~。
この集いは、親しくしている革小物職人TAKUYA君がデビューを飾った場でもあります。
多くのこだわりの強い万年筆愛好家の要望を取捨選択して作り出されたTAKUYA君の作り出すペンケースは、筆記具を大事に思う人たちから高く支持される品に進化し続けています。
そんなTAKUYA君も、今回も限定品を持参して参加し、多くのお客様との会話を楽しんだようであります。
ル・ボナーにも来店していただいた万年筆好きで鞄好きの人たちも何人か行かれたようであります。
森さんのブログ「万年筆評価の部屋」の画像を見ると、イタリアに一緒に行った万年筆くらぶ会長中谷でべそさんも中央で写ってる。あれめだかさんも写ってる~。お久しぶりですと会釈してしまう。
やはり行きたかったなぁ~。
そんな中、万年筆菌感染者になってまだ半年あまりしか経っていないのに、この4本の美しい万年筆(アウロラの80周年も持っているぅ~)他にもいっぱいのIさんも参加してビスコンティーのミケランジェロをゲット!。
自分の心象風景に寄り添う万年筆は揃ったから、しばらくはいらないなんていっていたのになぜ?。
私が引き込んだ自覚はある。でもここまで深みにはまっているなんてつい最近まで知らなかった。
革鞄のお手入れ名人一筋の真面目な人だと思っていたのに、唖然。
良い雰囲気の万年筆です。その上ペン芯を美しいエボナイトに交換して、吸引方式はプランジャーで森さんに調整してもらったミケランジェロはヌ~ラヌラ書き味保障付きでしょう。きっとかけがえのない1本になることでしょう。それにしてもかけがいのない1本とかなんとか屁理屈言って、そのかけがえのない1本がいっぱいになってゆく。
購入価格を聞いてびっくり。ヘビィースモーカーでお酒もこの頃飲むようになり(Iさんもワイン飲むじゃないですかぁ~)時計も帽子も大好きな困ったオヤジの私ですが、もしその場に居たならIさんと奪い合いを演じていたことでしょう。ああ~いいなぁ~。
来年は絶対参加するぞぉ~!。
来年の今頃は、万年筆に最適なノートや便せんや色々な品が、万年筆好きの印刷会社の若社長をたぶらかして出来上がっているだろし、文具関連の革小物も色々作る予定。その品を評価してもらう試金石とか何とか言って、出店名目で参加して、お宝万年筆をゲットするぞぉ~!。売上より万年筆購入費用が上回る予感~。
Le Bonheur (21:32) | コメント(9)
Comments
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ノブ さん
セルロイド軸の万年筆は初めてですか?キャップを鼻に近づけると独特な香りが楽しめますよね。プランジャー式の吸入は楽しいですよね。それに大量のインクが入るプランジャー式がインクフローも潤滑にしていると信じている私はプランジャー吸入方式が大好きであります。このミケランジェロは私好みであります。いつでも引き取りますので、その時は言ってくださぁ~い。いいなぁ~。 -
おお、来年は是非!
10月のフェンテ交流会も、お待ちしております! -
めだか さん
フェンテ交流会には行きたいし、頑固職人の会にも参加したい。でもその前にアファンは絶対なのでその時お会いいたしましょう。万年筆が紡ぐ摩訶不思議な輪は、おかしく楽しいなぁ~。 -
セルロイド軸は何本か持っています。上の写真のモンテグラッパもベースはモスグリーンを主とする美しいセルロイドです。独特な香りと儚さと危うさを同居させたセルロイド軸はデリケートな革鞄と同じような感覚を抱かせます。
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ノブ さん
モンテグラッパのベースがセルロイドとは思ってもいませんでした。今日も5年で3ケタ目前の万年筆菌感染者のお客さんと電話で話しておりました。この方も愛知県在住なのにペントレに行ったそうです。 -
はじめまして。
いきなり不躾で申し訳ございませんが、
上の写真の4本の万年筆のうち、一番左のブルーのものはどこのなんというものでしょうか?
一目惚れしてしまい、詳細な情報を知りたいと思いました。 -
fula さん
はじめまして。左端のはペリカンです。 -
ル・ボナー松本さま
迅速なご回答ありがとうございます。
ペリカンのセーラムですね。
すごく発色が綺麗ですね。
ありがとうございました。
松本様
ミケランジェロはやはり格安ですよね。ラグビーをされていた松本さんと取り合いをするのは不利ですから、お仕事に勤しんでいただき、ありがとうございました。
しかし上の写真は派手ですね。人前では使いません。しかしアウロラ80も調整していただき、スルスルですし、他の万年筆も書き味は好きなものばかりです。
心象風景は季節に影響されます。春から夏に掛けての「花曇り」「薫風」「梅雨空」「炎暑」といった季節感を大切にしたいと考えています。四季折々の風景を見せてくれる日本に生まれてよかったです。ミケランジェロは、夏を知らせる梔子の濃い香りをイメージさせてくれます。
来年の春には松本様企画の素敵な品を販売してください。