ル・ボナーの一日

ライターN氏のバーゼル

2008年04月14日

私の時計学の先生で、ボウラーハット仲間のライターのN氏が今年もバーゼル&ジュネーブ・サロン取材のため、スイスに旅立った。 今年で15年連続です。日本の取材陣の中では相当な古株の一人です。 ライターのN氏にとって1年に1度の恒例となっておりますが、 徹夜続きの文化祭の準備のようなスイスでの日々は、相当ハードなようであります。 バーゼル市内の宿泊施設はこの時期込んでいるので、70キロ先のホテルからレンタカーで毎日早朝に出発し深夜に戻る1週間。そんな怒涛の日々も終わり、ジュネーブ・サロンが始まるまでのひと時、時計以外にもモノ好き全開のライターN氏の寄り道が始まる。 そんなライターN氏からメールと画像が届いた。 %E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E5%85%A8%E6%99%AF.JPG 中央のオレンジの建物がバーゼル・ワールドのメインメッセ 今年も時計たちの高騰は止まらないようです。 もう一般庶民にはついて行けない高値に邁進するブランド時計たち。 でも見るのはタダ。私は絵画を美術館で見るように、最新のコンプリケーションを楽しみ観ることで充分。 購入するのは一部の余裕ある人たちに任せて。 良いなぁ~と思う最新の時計も、30年経ってアンティークになれば。 私は50年前は最新最高のシンプル時計で充分満足。 それにしても最近の時計は大きくなって、私の趣向からは遠のいて行く 35ミリの中にわびさびを伝える時計が私は好きです。 そんな時計たちが群雄割拠して時計職人が組み上げていた、50年前の家内制手工業的な時計たちが好きな私です。 ただ高級時計全盛の現状は、独立系時計師が重宝される隙間を作っている。 個人で時計作りする職人に脚光が浴びることは、同じモノ作りする職人として嬉しいことです。 そんな独立系時計師に特別な思いを持って取材を続けるライターN氏です。 %E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%A0.JPG バーゼルのトラム(路面電車)。 スイスの大都市はもっとモダンなトラムに変わってしまっているけれど、 バーゼルはまだこのレトロなトラムだそうです。 イタリアはまだ大部分このタイプの路面電車。 古いモノ大事にしましょう!。岐阜の路面電車は最近無くなったなぁ~。 時計もやはりアンティークなモノが好きな私です。 %E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%A9.JPG スイスの春の旬の味覚は、このホワイトアスパラだそうです。 今年のスイスのホワイトアスパラは少しにがみが気になるそうです。 15年間スイスの旬のホワイトアスパラを食べ続けたN氏の感想。 モノは記憶に刻まれた味覚に負けると私は思っています。 だからこそ頑張ってモノ作りを続ける。 思い出の1シーンを思い出すスイッチのようなモノを作りたいと思いつつ。 ライターN氏のスイス取材も後半戦へ。

Le Bonheur (22:20) | コメント(3)

Comments

  1. orenge より:

    私も35ミリ前後の小ぶりな時計が好みです。自分にはこのサイズがバランスがいいですから。

  2. naka より:

    バーゼルのトラム、風情があっていいですね。
    見本市には一度行ってみたいと思っているのですが、こちらにいてもなかなか機会がありません。
    白アスパラは、欧州では春の風物詩です。冬時間から夏時間に変り、それから白アスパラの季節が来て、春を実感します。
    まだ出始めなので、6.9ユーロ/kgはちょっと高めでしょうか。

  3. ル・ボナー松本 より:

    orenge さん
    最新の時計は大きくて。私も35ミリぐらいが好きです。
    naka さん
    今年の欧州の春は寒いそうですね。単身赴任のnakaさんは自分で料理作るのですか?日本で食べるホワイトアスパラより相当太いですよね。6,9スイスフラン(700円程度)だそうです。

Leave a Comment

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

アーカイブ