ル・ボナーの一日
仙台の上品なお菓子
2008年02月06日
年を重ね、その時間が醸成する美しさというものがあると思う。
尖った部分が削られ、まろやかで凛とした深みを持った美しさ。
私のようなランドセルオヤジは死ぬまでそんな人間にはなれそうもない。
それゆえ、そんな美しさを持った人に出会うとドキドキしてしまう。
先週の土曜日、雑誌「サライ」の取材の日、美しいご婦人に会った。
朝一番の取材ゆえ、いつもより少し念入りにお店の掃除をしていた私。
外からお店を見ている60歳前後の白髪のご婦人。
10時の開店と同時に店内に入って来られた。
バッグたちを愛でながら、柔らかに話かけてこられた。
私は少しドキドキしながら応対した。
その女性(ひと)が「太ダレス友の会」営業担当?N氏のお知り合いだと後で知った。
フットワーク軽く全国を飛び回るキャリアな仙台のご婦人。
取材の撮影のため電気を消したお店の中で、ニコニコしながらバッグたちと会話していただき、すまない気持ちとありがたい気持ちと。
ハミとチャー君に会いたかったと残念がりながら、次の出張先東京へ。
年月が醸成する凛とした美しさを残して。
そのご婦人から頂いた仙台のお土産。
和紙に包装されたそのお菓子、開ける前から上品な空気をかもし出す。
食べると控えめな甘さが、豊かさを伝えます。頂いたご婦人を伝えるお菓子です。
しおりを見ると、電話番号なしと記してある。当然ネットで検索してもホームページはない。
買いたい場合は仙台に行かないと買えない。その奥ゆかしさが豊かに感じる。
仙台って良い街なんだろうなぁ~と想像が広がる。
本当の美しさを感じた私でした。
Le Bonheur (21:02) | コメント(2)
Comments
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たなか さん
いえいえ、恥ずかしながらそのことは思っています。似たご婦人が来られてドキドキしたというか、そんな風には書けないでしょう?
たなか様
まぁ~どうしましょう。
おばさんを元気付ける励ましのお言葉。とても嬉しい!ありがとうございます。さぁ~完成間近のボストン、元気がみなぎってきました!
隣の芝生は青いっていう言葉を思い出します。
私からこの記事を読むと、ハミさんを思い浮かべています。
きっと近く過ぎて、ハミさんはあたりまえに感じられているのですね。
仙台からのお客様もきっと、とっても素敵な女性だったのでしょうね。
でもハミさんは私の憧れです。