ル・ボナーの一日
モルトの香り
2007年12月21日
アルファのイタリアちょい悪オヤジのY氏から、お歳暮と言ってアイラ島のラガヴーリンというシングルモルトを頂戴した。Y氏がいつも飲んでいるウイスキーだそうです。
この頃夕食後にウイスキーをショットグラスに半分香りを楽しみながら飲んでいる私には、半年は楽しめます。
私は時々バーに行く。
アルコールは全然体が受け付けない体質だと思って成人になってから30年アルコールを楽しむなんてことは考えもしなかった。バーに行っても葉巻を吸って、シャーリー・テンプルを頼んで場の雰囲気を楽しむだけであった。
その後、葉巻とモルトウイスキーの香りをこよなく愛する神戸人N氏とバー「バランザック」に行き、なめるだけとモルトウイスキーやグラッパを口に含むと、今まで経験したことのない香りのワンダーランド。
その後何度か試しているうちに、ストレート一杯香りを楽しみながら飲みほしたぁ~。2時間かかったけれど。これは私にとって大変な驚きでありました。
30年の間(その前にも)アルコールが飲めるように頑張ったことは何度かある。しかしいつも気持ちが悪くなって吐いた。カンチュウハイが飲みやすくて350cc飲み干したら、急性アルコール中毒だったのか、心臓が急にバクバクしてきてノックダウンしたこともあった。
そんな私が楽しみながら飲めてしまったのです。
その事話したら、ル・ボナーの無料ビジネスアドバイザーのF氏がまずポピュラーなシングルモルトを試してみてはと、マッカランとラフロイグの小さな2本。この2本でも飲み干すのに1週間はかかる私です。
アイラのラフロイグの香りの方がクセが強くて私好み。Y氏から頂いたラガヴーリンはラフロイグ以上にクセの強いアイラ産らしいので、楽しみです。
バー「バランザック」のバーテンダー、太田さんに頼んで特別なカスクを出してもらい味わった時の凄い感動的な香りと口の中での広がり感を、酒文化をこよなく愛するF夫妻に話したら怒られたぁ~。
免許取りたてのドライバーがフェラーリを運転したようなもの。最初からショットグラス1杯5千~1万円オーバーの特別なお酒はもったいなぁ~い。お酒に失礼だぁ~といわれました。ごもっともなはなしです。
今夜はマッカランを楽しみながら、ブログを書いています。香りの悦楽。
Le Bonheur (21:15) | コメント(2)
Comments
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Y,N,さん
この歳になって、ル・ボナーに集うお客様たちの色々な趣味趣向に影響を受けて、それを冷静になって整理整頓しなければいけないなぁ~と考えておりますが、逆にどれも初心者だのに先導しているようなところがあります。何なんだ、この性格。
Nさんは押し売りする訳ではないけれど、Nさんの神戸人的趣向に、じわじわ蝕まれていく私であります(笑)。
モルトは、銘柄や年数より、樽ごとに違うので、一期一会かもしれません。 嗜みはじめてから、十数年経ちますが、自分の好みと一杯の値段が必ずしも比例しないことに、最近、ようやく気がつきました。
昔は、校舎の裏で、シンナーを吸う中学生が多かったですが、アイラのフェノール香とシンナーの香りはそれほど大差ありません。その意味では、ランドセルから学生鞄までいって、そこからは成長していないのでしょうね。
追伸、あのグラッパはなかなか手に入らないので、補充がなくてごめんなさい。