現在、ダレスバッグのトップ枠と本体の手縫い中。私は手縫いに拘ってはおりません。それは靴のハンドソーやスーツの手縫いのようには大きなメリットがないからです。それでいて鞄の場合は表に手縫いステッチが出るので綺麗に縫わないと鞄を台無しにしてしまうデリケートな手縫いとなる。なので出来る限りミシンステッチで組み上げる。

このハンドルだってミシンステッチです。上下膨らんでいて縫う平らな部分が5ミリちょっとでミシンステッチはどうやったら縫えるんでしょうか？。でも工夫すればミシンで縫えるんです。

何故そこまでミシンに拘るかというと、量産を鞄職人さんに頼む場合は手縫いは絶対しません、もし部分的にしてくれたとして工賃は倍では済まなくなり製品ではなくなってしまう。

そんな風に考えているボンジョルノ松本ではありますが、軽くても変形しないダレスバッグを作る場合本体と革巻した枠を縫うのは手縫いが必要と思っているので、その部分は工房内で手縫いして完成。ダレスバッグは量産職人さんとル・ボナー工房の合作です。鉄枠ならミシンでも大丈夫、でも軽量を求めた場合はアルミ枠。ただアルミ枠は柔くて曲がりやすいので革で巻いて曲がる余裕（緩み）を無くす為力いっぱい絞れる手縫いは大きな意味があると考えている。

現在細ダレスが手縫い完了、太ダレスの手縫いが続く。

でもって細ダレスの紹介記事をアップ〜次投稿で