ル・ボナーの一日
山里のお宝寺
2007年05月11日
2週間ぶりの休みです。私はミニの試乗とチェックをするためM住職のお寺までドライブです。
空は雨模様、風も強~く吹いている。私は不安を感じレンタカーを借りて行くことにいたしました。案の定六甲トンネルを越えて裏六甲に出るとそこは暴風雨状態。ビーちゃんで行かなくてよかった。もしこの状況でビーちゃんでのドライブであったとしたら命がけ。
それにしても借りた車はトヨタのヴィッツだったのですが、なんて現代の車の運転は楽チンなんだろう、運転に集中しなくても苦痛なくA地点からB地点に運んでくれる。これは凄いことではあるのですが、私はつまらないと思ってしまう。暴風雨の中でのハイスピードクルージングでもあくびが出てしまう私であります。
M住職のお寺は、三田市の奥のもっと奥の山里にあります。私の携帯電話だと音信不通になってしまいます。レンタカーに付いているナビの使い方が分からない私は迷い迷いながらやっとのことで到着。
まずはM住職の時計コレクションを見せていただきました。興味のある人にはドキドキワクワクのアンティーク時計の数々。前回公開した時計たちはほんの一部。
その後、ミニの試乗。名整備士古川さんが組み上げた足まわりは予想どおり素晴らしい。しかしエクステリアとインテリアは相当に手を加えないといけない状態で、一時的に所有するには厳し~い。所有すると泥沼、アルファ145が見えてこなぁ~い。私はミニ所有は断念することにいたしました。
ミニは断念したけれど、、、、、このルクルトのフューチャーマチック譲ってもらっちゃいました。M住職が撮ったボケボケ写真からは想像できない素晴らしいコンディションの時計たちの中でもこのルクルトがすご~く気になったのです。
50年以上前に作られたこのレトロモダンな時計は、私の脳裏に「不思議の国のアリス」が思い浮かびました。
ハミになんと言い訳しようかと思い悩む帰路でありました。
ハミにこの時計を見せると予期せぬ対応。すご~く気に入ったようで、腕に巻いて私が使うと宣言。怒られなくてよかったけれど、困ったなぁ~。
Le Bonheur (21:49) | コメント(4)
Comments
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gonnosuke さん
この時計について歴史的な意味合い機能その他能書き数々ありますが、可愛いと思ったハミの直感に軍配。シュランケンカーフのライムグリーン色の時計ベルトを自作してお店でハミが腕に巻いて仕事しています。見にきてくださぁ~い。 -
フューチャーマチック、いいですねえ。可愛い。自動巻最初期の時計として、発売された頃は未来的で超モダンなデザインだったのでしょうが、今では、仰る通りレトロモダンな良い味を出していますね。時の試練を経て、なおかつ愛すべき物は、本物だと思います。H.G.ウェルズのSF小説を想起させます。
それにしても、シュランケンカーフのライムグリーンのベルトとは、そのセンスに脱帽!! 松本さん、気に入ったからと言って、ハミさんから取り返しちゃダメですよ(笑)。
なお、ご存知とは思いますが、裏の竜頭から湿気が入りやすいので、特に夏季の使用はご注意を。
近々、拝見しに伺わせて下さい。 -
500E さん
ハミは大気に入りで、私がどんなにお願いしても私の腕に戻ってくる事はないようです。
夏場は使わず、ハーフローターを日に一度グルグル巻いて、パワーリザーブを満タンにするのが日課となると思います。
時計についての知識は皆無です。けれどもハミさんが使うと宣言された訳はわかるような気がします。
ガラスの端の感じといい文字盤の雰囲気といい可愛いです。お店に伺えばハミさんの腕に巻かれたこの時計にお目にかかれるのでしょうか?