ル・ボナーの一日

TAKUYAの万年筆ケース

2007年04月06日

TAKUYAディスプレイ.jpg ル・ボナーにTAKUYA君の作るペンケースのサンプルが並びました。 関西で初めてTAKUYA君が作った万年筆ケースの実物を見てオーダーすることができます。 お気に入りの筆記具をぴったしサイズで色々選択(デザイン、革質、色、ステッチ色、その他etc)して、世界に一つのマイペンケースを作ることが出来ます。 万年筆好きが高じて革小物職人になったTAKUYA君の作るペンケースは素晴らしく丁寧で、細部まで使う人の要望を満たした一品です。一つずつ作られた絞り技法のペンケースは手縫いでないと出せない美しいフォルムで、大事な筆記具にぴったしのサイズで包み込みます。手縫いをする時、多くの職人は麻糸を使いますが、TAKUYA君はシルクの糸を使います。シルクの糸は麻糸より丈夫で発色が美しいのが特徴で、細い糸を使う革小物の手縫いにはベストチョイスかもしれない。 TAKUYAアップ.jpg ル・ボナーに並べるTAKUYA君が作ったグリマルディー バイKOBEはブッテーロ革を中心にル・ボナーオリジナルとして作ってもらいました。つい最近入手したイタリアのタンニンなめしのバッファロー革でも作ってもらいました。ル・ボナーのLと Bをパンチングしているのが特徴で、オレンジは特別良い感じです。 私もル・ボナーオリジナルの絞り技法のペンケースに挑戦しています。手頃な値段で絞り技法のペンケースを作る場合、多くの筆記具に対応するため最大公約数のフォルムになります。その場合TAKUYA君が作るペンケースのようなシャープなフォルムは非常に難しい。ル・ボナーのペンケース作りも、TAKUYA君のペンケースに刺激を受けながら、より良い量産品にするため、思考錯誤を繰り返しております。 ル・ボナーのお店には私たちのオリジナル以外に、フラソリティーのオリジナルバッグとTAKUYA君のオーダーペンケースのサンプルを並べています。若い才能に接することで刺激を受け、ル・ボナーの革製品もより豊かなモノになってゆきたいと考えています。 多くのモノ作りする人たちと出会い交流を持つことで、私たちは今日まで来ました。 TAKUYA君と知り合ったことも、私たちは多くのことを教わったように思います。

Le Bonheur (06:34) | コメント(14)

Comments

  1. オカザキ より:

    お世話になっております。
     先日お伺いした際にオレンジを拝見し、色ムラ加減,先端のパンチングが、ウイングチップ等の爪先に配されているメダリオンを彷彿とさせていて、欲しくなりました。
     でも、その前に万年筆ですね…。
     それと、先日購入させていただいた、ブルージーンの“ポーチ・キャッツ”、前回のバイオレットの“プティ・トート”と同様に、相手の方にとても気に入っていただきました。
     ありがとうございました。
     ところで、札入れと小銭入れの件ですが、シルクの糸と“ビニモ”とではどちらの方が良いのでしょう…?(風合い,耐久性etc.…)

  2. オカザキ より:

    それと、先日お伺いした際に、4月15日号の“Pen”が机上に置いてあったのをお見かけいたしました…。
     Takuyaさんの万年筆ケースが『これは欲しい!!』に掲載されてたからだったんですね!!

  3. orenge より:

    絹糸という選択はいいですね。時計のバンド(手縫い)にもまれに使ってますね。手縫いなら,ナイロンと麻をからめていいとこどりもいいと思いますが・・・・どうなんでしょう?写真を見た時,靴をイメージしました。重厚感だけでなく色気が漂っていますね。

  4. ル・ボナー松本 より:

    オカザキさん
    ビニモの方が耐久性がすぐれているのと色が沢山あります。シルクの方がステッチは綺麗だと思います。お考えください。
    TAKUYA君のペンケースは「趣味の文具箱」という雑誌でもとりあげられたそうなのですが、六甲アイランドの本屋さんに予約しておかないと。
    orenge さん
    強度や収縮率の違う素材をからめた糸は逆に負担を課すことになり、悪いとこどりになってしまうように思うのですが。
    TAKUYA君は困った事に靴も大好きで一杯持ってます。彼の作るペンケースはその影響をきっと受けているのでしょうね。

  5. クワハラ より:

    今晩は。いつもお世話になっております。ペンケース、ルボナーのイニシャルが入っているんですね。今まで、名前が入っているのは見たことが無いような・・。とても貴重ですね。
    ネコポーチ、紫の在庫はまだ大丈夫かしら。是非見に伺います。

  6. ル・ボナー松本 より:

    クワハラさん
    TAKUYA君にル・ボナーでしか購入できないペンケースとしてオリジナルデザインで作ってもらいました。良いですよ。
    ネコポーチの紫は残してありますよ。是非見にきてください。

  7. たか より:

    猫ポーチ、茶色くみえますが、紫なんですね?
    ところで、万年筆ケースですが、まさに靴ですね。メダリオンなんてまさに。
    CD届かなかったら教えてください。よろしくお願いいたします。

  8. TAKUYA より:

    オカザキさん、始めまして。
    「pen」も見ていただいたのですね!ありがとうございます!!
    orenge さん、始めまして。
    そうなんです!まるで靴のようです。仕上げにつま先部分に磨きも掛けているのですよ!!
    クワハラさん、始めまして。
    ル・ボナーらしさとTAKUYAらしさをどう融合させるかが肝でした。
    松本さん、ご紹介ありがとうございます!!
    こんなに大きく取り扱って頂いて感謝感激です!!
    今度お店に伺わせて頂きます!!
    私もオレンジが一番ル・ボナーらしさが出ているように感じます。
    磨きこんだ濃淡もよく出ています。

  9. ル・ボナー松本 より:

    たかさん
    そうなんです。クリーム色のステッチをしたら内光だとチョコ色にみえます。外光だとシックな紫なんですが。
    CD届いたら、返事と一緒に時計の写真を送ります。
    TAKUYAさん
    時の人に会えることを楽しみにしています(笑)。
    忙しいと思いますが、マペースでいきましょう。

  10. orenge より:

    TAKUYAさん,はじめまして。万年筆もついに革靴を履くようになりましたか。こんなにすばらしい作品なら自分が履きたくなります。靴ではトリッカーズやチャーチなどの英国靴を思い浮かべました。特にバルモラル(内羽根式)のストレートチップ(もしくはホールカット)・トゥ・メダリオンを想像しました。今後はメダリオンにパーフォレーション(穴の大小)を加えブローグ的な作品に発展するのかも?トラディショナルを愛する方には必携の作品でしょうね。

  11. TAKUYA より:

    たかさん、始めまして!
    そうなんですよ!靴のメダリオンも自由なデザインにシフトしております。
    orengeさん、コメントありがとうございます!
    実はおっしゃるようなメダリオンも今月末に発表いたします。
    メダリオンの穴からは、内側の革の色が見えるのが特徴です。
    二枚張り合わせの絞り加工だからこその遊びですね!是非、ル・ボナーで実際に手にとって見て下さいませ!!

  12. KAZU より:

    TAKUYAさんのペンケースを見たくて、ル ボナーさんにお邪魔しようと思っています。
     お店の住所、電話番号、定休日をどなたか教えてください。

  13. ル・ボナー松本 より:

    KAZUさん
    ル・ボナーのホームページの案内のところに出ていますよ。
    でも記しておきます。
    神戸市東灘区向洋町1-18マーケットシーン・リバーモル イースト107 TEL078-858-2896 定休日は木曜日です。

  14. KAZU より:

    ルボナー松本さん
    住所等の御連絡ありがとうございました。
     当方貴社のHPが分からないので投稿させていただきました。
     先ずは御礼まで。
    KAZU

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