ル・ボナーの一日

2006年の大晦日

2006年12月31日

大晦日のル・ボナー.jpg ル・ボナーのある六甲アイランドは完全に静まり返った街となっている大晦日です。今日はお店を閉めて大掃除の予定でした。 が突然、親しく思っているMさんご夫妻が帰省途中来てくださったり、常連のF夫妻が正月からハワイだというのに来て下さったり、何組ものお客様たちが来られて普段の日曜日並みでした。おかげで大掃除はお店部分だけで、20坪あるル・ボナーの7割を占める工房部分は手付かずのまま。まあいいか。 今年は本業のカバン作り以外のことで色々楽しんだ1年でした。 興味はあったけれど、踏み入れないようにしようと思っていた時計や万年筆への興味を、強く持ってしまった1年でありました。いけない、いけないと思いながら知れば知るほど面白いのであります。 多くの人はその興味あることを自身にしまい込むことが多いのですが、私の周りにはその道の達人たちが多く、その人たちのコレクションと知識は、新米の私に強い菌として襲い掛かる。 ただこの程度のままでいければ、いいのかなと思っております。この程度なら本業にも良い影響を与えていると、勝手ないい訳を考えている私であります。 本業のカバン作りにおいては素材が厳しくなってきたことを痛感する1年でした。 タンニンなめしの革はヨーロッパの小さなタンナーががんばっていて安心なんだけれど、クロームなめしのタンナーがいけない。ヨーロッパでも良いクロームなめしの革を作るタンナーがほんとに減った。 また金具類も選択の幅がなくなってきている。満足できる金具を使っていくには、オリジナルで作るシステムを真剣に考えないといけないと強く思った年でした。 今年の大晦日から正月3日間は何年かぶりに、名古屋に居る息子も戻って来ていて松本家4人と1匹で迎えます。来年も今年以上に良い年にしたいと思っています。 神戸の新年は、神戸港の船が一斉に響かせる汽笛で始まります。その神戸で2007年も楽しく充実したカバン作りの日々を送っていきます。

Le Bonheur (23:26) | コメント(2)

Comments

  1. たなか より:

    あけましておめでとうございます。
    去年ル・ボナーさんの事を知って、
    一直線にのめり込みました。
    とても幸せな一年だったと思います。
    今年もどうぞ宜しくお願いします。

  2. ル・ボナー松本 より:

    たなかさま
    明けましておめでとうございます。
    神戸は穏やかに晴れた気持ち良い元旦です。これから朝の散歩に家族4人と1匹で行って参ります。
    御期待にそえるよう、頑張っていきたいと思っています。今年も宜しくお願いします。

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