ル・ボナーの一日
寝台急行銀河A寝台で東京出張
2006年11月10日
寝台車に乗って東京に行ってきました。
時間の使い方、過ごし方のうまい息子に勧められ、今回それを実現させました。それもA寝台。
1日を最大限有効に使う東京出張として考えた時、深夜バス利用という方法が経済的で有効です。何度か利用しましたが、体力消耗が激しく疲れが残るので、もうよほどの事がない限り、これからますます老いてゆくので使うことはないでしょう。
他の方法で有効なのが寝台車利用。それも最も安楽なのがA寝台利用。しかしこれは新幹線のグリーン席利用と同じ程度お値段が高い。決して経済的ではないのです。
しかし私は、まだ東海道に新幹線が走ってなかった頃、一流企業の部長さん以上の出張でしか利用できなかった銀河A寝台での東京出張を敢行しました。
古い車体はよく揺れ、値段に見合ったスペースとサービスではないようにに思うのだけれど、JRが国鉄であった頃のレトロな風情をあじわいながら、やはり熟睡モードには入れぬまま東京駅に午前6時40分に到着。面白い経験でしたが、1度でいいかな。
今回の出張の目的はフラソリティー・バイ・ル、ボナープロジェクトの最終サンプルその他の打ち合わせで猪瀬さんのところに行くことと、古山画伯たちと計画している秘密の企て?を相談することなのであります。
最初に古山画伯の煙突工房のある、茨城県の牛久へ。これが結構遠い。常磐線を乗り継ぎ牛久へ、途中降りる駅を間違え迷いつつも煙突工房に到着。
煙突工房は広々としたビルの建築予定地に孤立無援に建つボロボロのプレハブのアトリエ。
中もグチャグチャなのだけれど広い。今日は絵画教室の日で、生徒さんたちがはるばる東京からやってきて絵を書いている。その絵がみんな良い。生徒さんたちの絵に見入ってしまいました。
そのど真ん中で、古山画伯との密談。はたしてこの計画うまくいくかな。計画が始動し始めたらブログで公表します。ワクワク、ドキドキ、、、、、、、、
それにしてもなぜなんだろう。グチャグチャ、ボロボロの煙突工房の空間に身を置くとき感じた居心地の良さは。団塊の世代の青春時代、学生運動やフーテン(ヒッピー)があった。それに遅れてきた私達の世代にはその空気への憧れがあるのかもしれない。それが煙突工房の空間にはあるのです。また訪れたい空間です。煙突工房は、ビルがいつまでも建たずに存在し続けてほしい秘密基地です。
その後堀切の猪瀬さんのところへ。フラソリティー バイ ル・ボナー プロジェクトも最終サンプルを製作してスタート間近です。ホームページ新しく作りますので楽しみに待っていてください。
それにしても、(株)猪瀬の工房は若者とベテランの職人さんがレトロな建物で活き活きと鞄を作っていていつも訪れると、鞄作りの情熱をいただいて帰ります。私もがんばらなければいけないと。
今日お店で仕事をしていると宅急便が大きな荷物を届けてくれました。開けてみると古山画伯からの、鞄と物々交換した絵が。昨日会った時には出来たの一言も言ってなかっただけに、突然届いてワクワクドキドキしながら包みを開くと、ご覧の絵が!
私達夫婦、絵を見入ってニコニコ大感激。
Le Bonheur (12:17) | コメント(4)
Comments
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kazubon様
いいでしょうー!
ぜーんぶ、私の鞄なんだ!へへ。 -
今晩は。本当にbag達が生き生きしている楽しい絵ですね。一番左は、私のキューブだわ。なんて思って。又伺う楽しみが増えました。
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そうなの。あのキューブはクワハラサンの!
キリンさんはパフを着てて、幼い頃夢見たような楽しい絵でうれしくなっています。
是非見にいらしてね。
電車ごっこしてるみんなを。
いいですね~、この絵~!!
あったかい気持ちになりますね。
伺った際、是非、実物を拝見したいです。