ル・ボナーの一日
A氏のストーヴァの手巻きのアンテア
2006年08月18日
エリートサラリーマンのA氏が日本では販売していない、ストーヴァの手巻きのアンテアを得意の語学力で、ドイツ本国から取り寄せ購入しました。
これが美しいのです。私の購入した自動巻きのアンテアとはムーブの仕上げがまるで違うのです。コート・ド・ジュネーブ仕上げ(私に写真の腕がないから、その仕上げの美しさを撮ることができない)で、青焼きのネジが美しく、スケルトンで見るに値する手をかけたムーブメント。私の自動巻きアンテアと同じETA社のムーブメントなのに手の掛け方がまるで違う。その上色気のあるブレスで注文して、ユーロ高のご時世でありながら込み込み83,000円。
ストーヴァのアンテアは同じドイツのノモスに似ているのですが、私の買った自動巻きのアンテアは値段が安い分、ノモスのムーブの仕上げに負けていると感じていましたが、A氏の購入したアンテアの手巻きは、正直ノモスのムーブの仕上げより美しい。その時計をノモスの半値以下で入手したのです。
私は少し嫉妬を感じました。私もこの手巻きのアンテアの方が良かった。同じアンテアなのに手巻きと自動巻きで仕上げがこんなに違うなんて反則だぁ。
でもマア良いか。私の最初の相棒になった自動巻きのアンテア。見えるムーブは丁寧な仕上げではないけれど、自作の水色のシュランケンカーフで作ったベルトとの良いコンビネーションで私らしい時計に変身してます。良い感じです。自分で勝手に納得。
時計は年々値が上がっているように思います。その時計がその値段の価値を有しているのか疑問に感じる昨今の時計価格。そんな中、ストーヴァの手巻きは対費用効果は抜群。その誠意に脱帽です。
値段に比例しない、自分のお気に入りのモノが見つけられて購入できた時、思い出というもう一つの宝物を同時に手に入れられる。その時、モノはお金では買えない大事なモノに変身します。
Le Bonheur (07:53) | コメント(0)
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