ル・ボナーの一日

ジャガー・ルクルトのビッグ・マスター

2006年08月02日

ビッグ、マスターウエブ.jpg この時計好きです。ジャガー・ルクルトの作る時計の中では一番欲しくなる時計です。 シンプルでクラシカルな面持ちを持っていて質感があり、私的嗜好でカレンダーがなければ年末の購入対象になっていた時計です。ただ、ビッグ・マスターは今は製造をやめており良く似たタイプはムーブメントを新設計して出ていますが、クラシックな感じが薄れています。 ベルトはジャン・クロード・ペランの特注モノで、良いバランスです。 欧米のブランドの常で、ジャン・クロード・ペランという会社にはジャン・クロード・ペランのおじさんは居ません。辞めたのか辞めさせられたのかは知りませんが、今はパリでアトリエ・ドゥ・ブレスレット・パリジャンという時計ベルトと革小物のお店を家族経営でやってます。左端の髭を蓄えたおやじさんがジャン・クロード・ペラン本人です。 今の方が幸せに見えるのは、私だけかな。 私もここのところ、時間を見ては時計ベルトを試しで作っています。 時計ベルト.jpg 上の写真のベルトはつい最近作ったものです。迫力は充分すぎる位あるのですが、バランスが悪い。 何度か試作して、自分なりのバランスのセオリーを見つけ出さないといけないと思っております。 既製の時計ベルトとは明らかに違う雰囲気を持った時計ベルト、しかしバランスは良い時計ベルトが作れるのではと思っています。試行錯誤が続きます。 しかし、この時計ベルトの表に使ったペリンガーのビューカーフは素晴らしいなめしです。薄く漉いても、ゴムのような跳ね返りがあるボックスカーフです。10数年前に手に入れたことのある良かった頃のカールフロインベルグのボックスカーフに匹敵するレベルです。良い仕事をしたモノに接すると、感謝したい気持ちになります。ペリンガーというタンナーは私の知る中では、現在最高のクロームなめしの革を作るタンナーだと思います。

Le Bonheur (06:10) | コメント(9)

Comments

  1. オカザキ より:

    お世話になっております。
     掲載していただき、ありがとうございます。
     見るたびに、カレンダーがなければ・・・と思う今日この頃です。
     来年の暮れにホワイトゴールドの“1815”の購入を予定しておりますので、その節は、表側はペリンガーのボックスカーフ、裏側はブッテーロにて製作方お願いしたいと思います。

  2. ル・ボナー松本 より:

    オカザキさん
    1815いいなぁー。いつの日にかイエローゴールドの1815が購入できれば私はあがりです。いつのことになるか未定ですが。

  3. kazubon より:

    ジャガー・ルクルト、IWCのポートフィノ(これも少し前のタイプですよね?)
    カッコイイですね~。
    ディト表示も、もう少し「書体」に凝ってほしい。
    個人的にランゲぐらいの書体が好きですが。

  4. ル・ボナー松本 より:

    kazubonさん
    現在社会で時計はつけていなくても時間を知るのに困りません。
    だけどこの小さな機械に魅力を感じてしまいます。
    kazubonさんも年末のボーナスで、1本いっちゃいますか。

  5. 三好 より:

    JLのビッグ・マスター、私もいつかはと思ってました。そして先日、意を決してその後継モデルのマスターコントロール(ステンレスのモデル)を買う前提で見に行きました。裏シースルー(ミーハ-です)も嬉しく、ドキドキしながら腕に合わせてみると「デカイ」、私には大きすぎました。(ケース幅40㎜)ほとんどの日本人の腕には大きすぎるのではないでしょうか?
    最近、時計も車もどんどん大きくなってそれ自身の存在感、アピール度は増してはいるのでしょうが(性能も?)適度な大きさがエレガントな美しさになるのになぁ~と思うことが多々あります。
    お願いしている太ダレス、早く出来たらいいのになぁ~
    太ダレスに合わせるスーツは近々、石田原さんのところにオーダーしに行きます。(既に生地は取り置きしてもらってます)

  6. ル・ボナー松本 より:

    三好さん
    ビッグマスターに比べて大きくなりましたよね。私も40ミリは大き過ぎると思います。太ダレスお待ちください,10月まで。早くは無理ですねぇー。

  7. オカザキ より:

    私は大柄ゆえ、普段はブライトリング“クロノマット”“ナビタイマー”を愛用しております。
     私の場合でしたら、ケース径40mmでも違和感なくつけられると思いますが、スポーツ系等以外の3針(もしくは2針)モデルは35~37mmがバランスが良いと思います。
     以前、ジャガー・ルクルト“マスター・ウルトラスリム”を店頭にて装着したところ、腕に落書きしたような感じだったので、小ぶりで薄いモデルは私には不似合いだと思いました。

  8. ル・ボナー松本 より:

    オカザキさん
    時計には自分の体のサイズにあったバランスがありますよね。好みは別として。ケース径×厚みですね。厚みは結構影響します。

  9. オカザキ より:

    ランゲ&ゾーネの壁紙、発見いたしました!
     以下にURLを記載いたします。
     ぜひ、ご覧ください。
     URL:http://www.alange-soehne.com/jp/contact/wallpapers.php

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