ル・ボナーの一日
ル・ボナーの模様替え
2006年07月11日
仕事場の模様替えをしました。ハミと私は今回の模様替えは大変気に入っています。
仕事がし易くなったし、仲の良い顧客の人たちが来ても、仕事場の裁断台が憩いのテーブルに早代わり。
ただお店から仕事場への敷居をまたぐにはチャーの許可が必要です。彼が威嚇して吠え始めるとうるさいので、どんなに親しいお客様でもチャーのために制限されてしまいます。
前回の土日も多くの顧客がル・ボナーに来店していただきました。
九州から、関西出張の時は必ずル・ボナーに立ち寄ってくださるT氏。今回は奥様と自分のカバンの下見。趣味の良い選択をされるT氏の持ち物は私にとっていい勉強になります。レトロ過ぎず、モダン過ぎず良い感じ。
ル・ボナーの顧客の中で一番の若々夫婦は26年前登録のジープのJ37を購入したことを報告に。
私が一番愛した車のJ37を購入するのです。東京まで行って程度の良い、まだ走行距離が5万キロのJ37を買ったそうです。見るのが楽しみです。ご両親を連れて来てくれたのに、商売そっちのけでJ37の話をしていました。
その後、カバンと靴のためだけに湿度調整したワンルームを借りているM氏。出来たばかりのボストンバッグを見に来て、フラスキーニのパペーテで作った緑色の革の質感を気に入られたのですが、刺激臭に抵抗があって、泣く泣くナッパCDの茶を購入。M氏のカバンと靴だけのワンルームにル・ボナーのカバンがまた一つ増えます。
ビンテージのアロハとジーンズで、インディアン系のシルバーを一杯つけて来られるO氏はル・ボナーの顧客の中では独特のファッション感覚の中年青年です。その日はいい感じの雪駄を履いて来られました。
値段を聞くと47,000円。欲しいけれど買えない。O氏は履物が特に好きで和洋合わせれば60足はもってます。ムカデじゃないんだからそんなにいらないだろう。
O氏はここ半年、ダイエットに成功して10キロ痩せました。私も見習って頑張ってみようかな。
イタリアの車が好きで、私にアルファ147を強く勧めているY氏が来店。マセラティを買ってまだ1年も経っていないのに、大きな異物?が転がってきて、人は大丈夫だったのですが車は再起不能になってしまったそうです。他にも変な車持っているのに、次に買った車がアルファ147GTA。この人の病気は治らない。
今時計に夢中だと話すと、私は時計だけは手を出さない。時計に凝ると身の破滅という。車狂いの貴方にだけは言われたくありません。
日曜日の午後からはブランディング(ブランド構築)の仕事で東京と神戸で半々生活しているM女史と、エリートサラリーマンのA氏と、いつものF氏が同じ時間帯に。今日はいつも対の奥様は社員旅行で留守のためF氏一人。奥様が一緒でないといつもの覇気がありません。
裁断台を囲んでコーヒーとお茶でパーティーモード。神戸と東京のどっちがいいかなんていうどうでもいいような議論。一人がんばった東京派のM女史。多数決で神戸に軍配。
エリートサラリーマンのA氏は、私が購入したストーヴァの日本の代理店が取り扱っていない手巻きスモールセコンド付きの3針時計を得意の語学を駆使して購入するそうです。ドイツ本国のストーヴァのホームページを見るとすごく良さそうです。届いて見せてもらえるのが楽しみです。
M女史とは去年のプロ野球日本シリーズの第5戦に一緒に阪神応援グッズで身を固め、甲子園球場のアルプススタンドで声援するはずだったのだけれど、阪神の4連敗で第5戦は消滅してしまった。今年は是非とも甲子園で、阪神の雄姿を見たいものです。
月曜日の朝にM女史からメール。イタリア優勝ばんざーい。私は優勝の歓喜の中で、イタリアのリッピ監督が太い葉巻を燻らせているのを見過ごしてはいませんでした。しかしその事は大きな話題にはなりませんでした。
ル・ボナーには色々な人たちが集います。私たち二人はそんなお客様たちが大好きです。
Le Bonheur (19:14) | コメント(3)
Comments
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学手風ブリーフ存在感がありますね。
かなり厚みがあって正面からでは判らないボリューム感がありますね。
うらやましいなあ。 -
minervaさん
土日は接客の日と思っています。それ以外の平日はがんばって鞄つくっています。
たなかさん
いいでしょう。残り2本になってしまいました。次、作るのはいつになるか。
すごい訪問客ですね。私もみなさんと一度お会いして色々お話をしてみたいです。楽しい処に人は集ります。ル・ボナーご夫妻のお人柄のなせる業ですね。
でも仕事ができないのではないかと少し心配。