ル・ボナーの一日
平和な日曜日
2006年05月24日
平日のル・ボナーは来店されるお客様もまばらで、鞄作りに専念しています。
でも土日は、多くのお客様が来店してくださいます。
前の日曜日も多くのお客様が来店していただきました。
いつものローマ帰りのF夫妻がじっくり腰をすえ、前日のパーティーのお話。
行き付けのバーに集まる常連客で、数ヶ月に一度催されるブルジョア遊び人のパーティ。今回はシステムキッチンのショールームを使っての蕎麦うちパーティー。F夫妻はその末席に、借りてきた猫のように座り別世界を体験してきたそうで、ある人は趣味のジャズの私的なCDを作るため、ニューヨークからジャズの大御所を呼び、録音スタジオを借り切ってセッションをしたそうです。遊びのレベルが違う人たちが世の中には居るのです。
そんな話をしていると、いつもは奥様と一緒にBMWのM3を思いっきりチューニングして大きな排気音を奏でながら来られる、60歳を充分過ぎたお客さんが、今日はハーレイの刺繍が背中に大きく入ったGジャンで来られ、お目当ての小物を買われて颯爽と帰っていかれました。その後30分ほどして戻ってこられ、乗ってきたハーレイダビットソンのローライダーのエンジンがかからず、30分ほどの間四苦八苦されていたようです。F氏と私が押しがけしハーレイは去って行きました。久しぶりに体力を使いました。
お店に戻ると、ル・ボナーの顧客の中でも一番の若々夫婦が。この美男美女の若々夫婦のご主人は結婚前、学生だった頃からの10年以上のお客さんです。鞄や時計の話しをみんなでしていて、若々夫婦の奥様はジャガールクルトのレベルソをされています。女性がつけるならベストチョイスの時計と私は思っている時計です。その選択に拍手。
顧客の若夫婦二組とワイワイガヤガヤ話している時、初めてのお客様。仙台から来られたそうで、飛行機の時間が迫っていて大慌てのル、ボナー滞在。ゆっくりお話できればよかったのだけれどと、少し後悔。
仙台からのお客さまがお持ちだったカメラは、良いカメラだったとF氏。私も良いカメラを入手すれば綺麗な写真が撮れるようになるのかなあと言うと、その前に技術とセンスを磨く事が一番と全員一致の意見。確かにF氏のローマの写真は、ボロいバカチンカメラで撮っているのに良い感じ。カメラの腕もあげなければ。
そんなこんなで、あわただしく時間が過ぎっていった日曜日。でも幸せな日曜日。
顧客のお客様に招待状を出して、ル・ボナーの店内と野外を使ってパーティをしたいな。
お金はかけれないけれど、楽しい思い出が残るようなパーティーを。
Le Bonheur (23:36) | コメント(6)
Comments
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カメラについて無知な私の失言でした。ごめんなさーい。
やはり、良いカメラが必要なのかな、私も。 -
お世話になっております。
私は「ラウンド」派なんで“ビッグ・マスター”を所有しております。
しかし、歴史の長さから来るのでしょうか、後になって“レベルソ”にするべきやった、と思いました。
私の個人的な主観で申し上げますと“ビッグ・マスター”は実用性が高く“レベルソ”はドレス性が高いので、お互い対極に位置すると考えております。
でも、私が着けると似合わんやろなあ・・・。 -
レベルソをつけているオカザキさんは、イメージできません。
似合わないと思います。 -
となると、Ptケースの“1815”か、ヴァシュロンの“パトリモニー・ラージサイズ”ですか・・・。
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私も欲しい時計です。宝くじがあたったら買うかな。
ボロいバカチンカメラとは失敬な!(笑)
あの写真を撮ったカメラは
コンタックスのT3とTixです。カメラに詳しそうなお客様がいらっしゃったら聞いてみてください。