ル・ボナーの一日

ボストンバッグと流行について

2006年05月20日

ミネルバ・ボストン.jpg 4年ほど前に作ったボストンバッグです。その後、目の前の仕事に追われ作っていません。 カジュアルなデザインのカバンが、ほんとは私の一番得意とするところなのかと思います。 ボストンバッグは、カバンらしい、夢を包み込んだ感じがして、大好きなタイプのカバンです。 色々な形のボストンバッグをお店に並べたいと思うのですが、旅行で使うカバンはゴロゴロ付カバンが主流に使われるようになり、ボストンバッグの需要が減ったので、ボストンバッグを色々並べるのは勇気がいります。 メンズのファッション雑誌を見ると、ここ数年トートバッグの特集を多く見ます。意図的に業界がコントロールして流行を作っているように思えて抵抗がありますが、私たちもその流れを無視は出来ません。 トートバッグは少し前までカジュアルな場所で使用するカバンでした。それがここ数年、ビジネスシーンでも普通に使われるようになってます。 情報が洪水のように流れている現代社会で、長く付き合っていける自分らしいモノに出会うのは、逆に難しくなってしまっているように思います。 失敗を繰り返しながら、自分らしいお気に入りのモノに出会えたら幸せです。 流行ではなく、自分らしいモノを身に着けている人は素敵です。 型紙を整理していると、少し前までよく作っていたのに、ここのところ作ってない定番のカバンがいっぱいあることに気づかされます。生産計画をしっかりたてて、お店に並べるようにしなといけないなと思います。 夫婦二人の小さな鞄屋、ル・ボナーは多くの人を満足させることは出来ないけれど、買っていただいたお客様が気に入っていただいて、自分らしさを表現するカバンであってくれることを希望しながら、作りつづけます。

Le Bonheur (08:28) | コメント(9)

Comments

  1. たなか より:

    いいなあ。こんなボストンバッグでゴルフに行きたいなあと思いますが、
    販売はされないのですか?
    されるとしたら価格はどれくらいですか?

  2. ル・ボナー松本 より:

    このタイプのボストンバッグは作る予定にはしています。ただいつ作るかは未定です。
    お値段は新型ビジィーと同じぐらいになります。

  3. たなか より:

    楽しみに待ってます。
    ちなみに革は何のご予定ですか。
    シュランケンカーフや、ブッテーロなどはいかがですか?

  4. ル・ボナー松本 より:

    予定ではミネルバボックスで作る予定です。

  5. たなか より:

    ご相談出来れば、茶をお願いしたいのですが、経年変化でチョコっぽくなると、ビジィーとのコンビもいいなあなんて勝手に想像しているのですが。
    良かったらお願いします。

  6. かたさま より:

    こんばんは。
    GWにトートを購入しました。
    ありがとうございます。
    仕事(営業)時によく使ってます。
    東京のホテルでも持てるトートをずっと探していました。
    1泊2日できるカバンがなかったもので。。
    トートが流行っているとは全然知りませんでした。

  7. ル・ボナー松本 より:

    たなかさま
    作るのはまだまだ先なので、出来た時お考えください。出来次第詳細をご連絡させていただきます。
    かたさま
    トートバッグよく使っていただいているようでありががとうございます。ミネルバボックスのグレー色は特別色変化が面白いので、経年変化を楽しんでみてください。

  8. このボストンバックを私は2個持っています。
    一番大きいサイズと写真のサイズです。
    一番大きいサイズのボストンは3泊程度のアジアの出張時に今でも愛用しています。
    キャスターつきのバックはあまり好きでないのでボストンばかりです。
    10年以上前に購入しました。
    大きいほうはオイルを塗ってもらいましたが、小さいほうはオイル無しで主にゴルフ用に使っています。
    どちらも丈夫で頑張ってくれています。
    特に大きいサイズは少し乱暴に使っています。空港の手荷物預かりのターンテーブルにサムソナイトに挟まれて頑張って出てくる姿を見ていると、申し訳ない感じです。
    後暫く海外出張で頑張ってもらおうと思っています。
    一度お持ちしますので、労ってやってください。

  9. ル・ボナー松本 より:

    お手入れしますので、是非お持ちください。気に入って使っていただいているカバンは、いつまでも現役でいて欲しいと願っていす。本体を構成している革が破れない限り、修理、メンテナンスは可能です。10年前に購入したボストンは、まだ国内のタンニンなめしの革を使っていた頃のモノです。その後、娘さんからのプレゼントのブリーフケース(シカゴ)とは同じタンニンなめしの革でも違うのが感じれると思います。

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