ル・ボナーの一日

ストーヴァのアンテア

2006年05月18日

アンテア表ウエブ.jpg アンテア斜めウエブ.jpg   アンテア裏ウエブ.jpg   ドイツのストーヴァ社のアンテアです。シンプルなバウハウスデザインの、ドイツ時計らしい腕時計です。 私が時計に興味を持ち始めるきっかけになった時計です。 35年前に親に高校入学の記念にセイコーの自動巻きの腕時計を買ってもらって、それをすぐに紛失して以来30数年、腕時計には興味がなく、持っていませんでした。 しかし、ル・ボナーに来店するお客様たちの、魅力的な時計や、センスの良い時計を見ているうちに強く興味がわいてきました。 そんな時、出会った時計の中で、飾り気がなく、質感はそれなりにある優しい時計と私は感じた、このストーヴァのアンテアに出会いました。価格も手頃で、誠意を感じます。 高価な時計を色々お客様たちに見せてもらい、感動をいただくのですが、美術館で絵を見るような感じなんです。私の腕に巻く時計ではないのです。 本命の手巻き3針の時計は年末のお楽しみで、こつこつ小遣いをためている途中なのですが、常連のお客さんたちに、趣味思考がお子ちゃまと言われている私はどうしてもシースルーバックの夢捨て切れなくて、ストーヴァーのアンテアを買ってしまいました。 手元に届くまで実物を見ることが出来ない不安と、長く使っていく上でのメンテナンスの不安から躊躇していたのですが、スイスから写真付きのメールを送っていただく、時計において絶大な信頼をおいているライターのN氏の推薦と、機械時計新入生の私の最初の時計としては、入門しやすい値段とが後押しして、購入することにしました。 それから3ヶ月忘れた頃に、ストーヴァのアンテアは私の手元に届きました。 実物は想像以上の質感で、非常に満足しています。ただベルトが値段なりの出来で、自作のベルトに変えました。これからも色々な革で時計ベルトを作って楽しもうと思ってます。 年末に本命の時計を購入しても、普段はこのアンテアを付けます。私らしい時計だと感じています。

Le Bonheur (09:42) | コメント(3)

Comments

  1. kame より:

    文字盤はノモスに似てますね。ノモスタンジェントはETAムーブながら自社で分解、研磨、組立をしているそうです。ちょっと前まで興味を持ってました。ストーヴァ社のムーブはどんな感じですか?

  2. minerva より:

    3針のシンプルでいかにもドイツらしい質実剛健な時計ですね。私もとても好きなデザインです。でもstowa社というのは、初めて知りました。日本での取り扱いはあるのでしょうか?

  3. ル・ボナー松本 より:

    kameさん
    このアンテアもETAの汎用ムーブを使っています。1日10秒ほど進みます。ノモスより厚みがある感じです。
    minervaさん
    今春から、チックタックという会社が代理店になり、国内でも買うことが出来るようになりました。

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