Facebookの松本佳樹の個人ページでは色々画像をアップしましたが、このブログでもこの旅行を思い出しながら数回に分けてアップすることにします。
私達夫婦は今年の6月4日で結婚して40年になる。その記念として旧婚旅行に行く事にした。二人のどちらかが病気になったら行けなくなる、まだ元気な内に行けるものなら行きたい。革製品の本流は今はフランス、その文化と歴史を実際に感じとる事で新たな何かをル・ボナー製品に加える事ができるのでは?などと大義名分を考えていざフランスへ。まだ行った事のないパリにスマホがあれば語学不堪能で何とかなるからフリーで行こうと進言したが、私と二人だけで海外は不安というハミの意見を尊重し、初めてのフランスは印象派の画家たちが住み描いた場所を巡るツアーに加わる事にした。加えて有名なモンサンミッシェルとロワール地方の古城&パリフリー二日間と盛沢山。お店は娘に任せて6泊8日のフランスの旅に5月8日出発。
神戸空港から羽田に飛び、ANA便でパリです。漢字で書くとパリは巴里だと思ったら巴黎なんだ。何か良いじゃないですか。
ドゴール空港到着。去年ニューヨークとミュンヘンで連続して一悶着あった鬼門の入国もスムーズに通過。ゴルビジェの影響かフランス人の個性か、面白い工夫が色々感じ取れる空港ビルが迎えてくれた。
フランス到着の日は空港近く宿に泊まり、翌日ロングドライブでノルマンジー地方へ。
最初にエトルタの奇岩。モネが数多く作品に残した風景。ここは個人旅行で行くにはハードルが高い場所だし、ここが加わっているツアーは少ない。私にとってこの地は小学生の頃読んだ、少年少女世界全集の中のモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンの「奇巌城」のイメージ。だから未だにシャーロック・ホームズよりアルセーヌ・ルパンの方が好き。
モーリス・ルブランが暮らしていた邸宅。奇巌城のジェーブル伯爵邸は作者の自宅をモデルにしたのかも。
御伽話しに出てきそうなお家。ノルマンディー地方はフランスというよりイギリス的な町並み。
(ノルマンディー橋 ウィキペディアの画像より)
大きくて急勾配のノルマンディー橋を渡り旧港町オンフルールへ。サガンが最後の時を過ごした町。
フランスでは人気のある町なんですね。平日だのにいっぱいの人。
ウッディなヨットや古い町並みを愛でながら歩いた。働く船たちも何か愛嬌がある。
二日目のお宿は、モンサンミッシェル対岸のホテル。なのでモンサンミッシェルの夜景が撮れる。これを撮るだけの為に重いEF 70-200mmF2,8のレンズを持参した。
対岸のホテルに泊まった者だから経験出来る、夜のモンサンミッシェルの参道散歩。
翌日は日の出時間の6時半に合わせて撮影場所に行き、右からの朝日に照らされたモンサンミッシェルの景観を撮ろうと試みる。雲に隠れて7時を過ぎても日差しが〜その上じっと待っていると芯から凍える寒さ。でも何とか撮りました。モノクロとカラー。
戒律が厳しいベネディクト派の聖堂はステンドグラスで飾る事もなく質素。
観光客が多くなる昼過ぎにはこのフランスの厳島神社?を後にした。教会のテラスから見る干潮時のこの風景は日本にはない。
混み始めた参道を早々抜け出し、ノルマンディーから今日泊まるシャトーホテルのあるロワールへ。びっくりするほどの多くの羊たちに見送られて。
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