私は珈琲好きだ。昔から紅茶より珈琲ではあったがここまでではなかった。それをここまで好きになり淹れるようになったのは、4年ほど前に南青山「CIRCLE」の青山さんが淹れた珈琲を頂いた時から。手をかけ工夫すれば、珈琲豆の旨味をここまで引き出せるだと痛感させられた。それから珈琲道の迷路に嵌り抜け出た先にあった豆が「コスタリカ スウィートベリー ナチュラルプロセス」だった。「美味しかったぁ〜」の言葉に励まされながら親しいお客様方に淹れる日々。
そんな私が此の所使っているカップは口元が欠けている。
そのカップ&ソーサーがこれ。5DⅢ+EF50mmF1,4で撮影。
40年前に結婚祝いで、ハミの物好きの友達からこのロイヤルコペンハーゲンのカップ&ソサーをペアで頂いた。その後我が家の唯一の高級磁器として食器棚に鎮座していた。震災の時、多くの食器が割れた中でこのペアの磁器は無事だった。ただその時片方のカップは少し欠けたが、それが愛おしくて私用として使っている。傷が思い出を饒舌に話しかける品は側に置いて使いたくなる。
そうだった。今年が私たちが結婚して40周年でした。不確かな二人だったのでちゃんと調べ直したら今年が40年目間違いありません。記念日とかを過ぎてから気がつく私たちですが、今年はちゃんと記念行事?しようかと思ってます。私と違ってモノはそんなに欲しくないというハミなので旧婚旅行とか。
何故か欠けてるけれど使っていて愛おしくなるこの器の事を書きたくなった。
東灘区甲南山手にある「尾賀珈琲」って、本格的なコーヒー喫茶店は、おいしいですよ。亡くなられた「星野仙一」さんも、阪神監督時代に通ってたそうです。「夢」って書かれた、サインが飾られてます。