年末最後に登場したバッグは「ポーチ・ピッコロ」。今回はシックな色合い中心でいっぱい作りました。縦120mm×横210mm×幅43mm。このサイズバランスと外にも内にもコバが出っ張らない縫製方法が功を奏して、見た目のコンパクトさから想像出来ない収納力を持っています。ファーストサンプルでは内側を財布の様な仕様にしましたが、それだと収納力が損なわれる事と価格アップに繋がるからと、スッキリお札が収まるポッケット付き仕切り1つだけにしました。
私が長年使い続けているシュランケンのバオレットのポーチピッコロはこんな感じで収納。コンパクトサイズなのにホントいっぱい収まる。
それでは今回並んだポーチ・ピッコロご紹介
やはりピッコロの一番人気はシュランケンカーフの黒。冠婚葬祭に使う事を考えたらまずはこれ。今回シュランケンカーフは黒とアントラジスで作りました。黒は黒ステッチいっぱいと赤ステッチ少々。税込み37,800円。
内装は黒(黒ステッチ)とアントラジスはブッテーロの黒。黒の赤ステッチは内装も赤のブッテーロでちょっと遊んでみました。
クリスペルカーフの黒(47,520円)とデンマークカーフのネイビー(37,800円)。ボックスカーフは牛革の最高峰、そのボックスカーフにもう一手間加えてクリスペルカーフは生まれる。扱いには大変気を使わないと傷だらけになる繊細な革です。でも光沢感は特別です。内装はブッテーロの黒。デンマークカーフはデンマークからウエットブルーで原皮を入れて日本のタンナーで仕上げたカーフ革。日本のタンナーの底力を感じさせる昔あったねっとりとしたイタリアンカーフのような革です。内装はブッテーロのネイビー。
これまた日本らしさ満載の黒桟革の黒とブラウン(47,520円)。国産黒毛和牛の原皮を白なめしという日本伝統の鞣し技法で革にし、それを染料(アニリン染め)で仕上げた後もみシボに本漆を十数回塗っては乾かしを繰り返し出来上がる伝統工芸革。内装は黒はブッテーロの黒、ブラウンはブッテーロのチョコです。
そしてそして、最強革のエレファントでも黒とグレー濃淡で作りました(税込み88,560円)。エキゾチックレザーと呼ばれる革は基本使わないル・ボナーですが、エレファント革は好きです。黒は今回遊ばなくてステッチも内装も黒。エレファントらしいイメージはグレー。そのグレーは濃淡作ってみました。そして現在濃いグレーの方は店頭から消えてます(予約のお客様が薄い方をチョイスされたら店頭復活)、南青山の「サークル」さんには送ったのであるかも。
それにしてもエレファントの表情感は特別です。私はクロコよりオーストリッチよりこの高級皮革がお勧めです。
クリスマス前に出来上がって良かったぁ〜。奥様方、ご主人へのクリスマスプレゼントに是非。絶対喜んでくれる事間違いなし。それほど優れたバッグinバッグにもなるコンパクトサイズでありながらいっぱい収納できるポーチは有るよで無いよね?メリークリスマス〜。
「神戸の150年」という、写真集が発売されましたが、買いましたか?