シンプルで薄くて、それでいて使うと豊かな心持ちになれる革小物を創造したいと思った。そしてボンジョルノおじさんなりに考えて登場させたのが残心革小物シリーズです。その中の真打ち「残心長札入れ」が久々どどっと店頭に並びました。「残心」の意味を知りたい方はネットでググって見てください。
今回は特に裏に圧着した革との相性が良かったみたいで、私としては大満足の質感に仕上がりました。
カーフの最高峰、クリスペルカーフの光沢はこの残心長札には良い感じです。トープ、ダークブラウン、黒で作りました。税込み16,200円。
シュランケンカーフでは左からネイビー、黒、ミコノス、トープ。税込み12,960円。
初めてのブレッサカーフでも作ってみました。オレンジ、赤、ジーンブルー、黒、どれもシャープです。税込み12,960円。
国産の革では、ヨーロッパ原皮を使って姫路で鞣したデンマークカーフのネイビー(税込み12,960円)と国産黒毛和牛原皮に本漆を塗布した坂本さんの「黒桟革」のブラウンと黒(税込み16,200円)で作りました。
この「残心長札入れ」は和装用品屋さんにあった帯の生地を使って作った束入れが原点です。帯の間に入れて使う薄みの財布。これを革で作ったらスーツの内ポケットに収めても嵩張らないし、それより何より支払う時にお札を引き出す所作がクールと思った次第です。
そんなに入れて使う人はそういないと思うけれど、お札100枚は収納可能。中央仕切部分にカードを挿せる部分が3箇所あってこれが何かと便利。いっぱい入れても一般的な長財布に何も入れない状態より薄みキープ。
薄みでシンプルな上質感を楽しんでみてください。
二つ折りの方もぜひよろしくお願いします(特にクロザンカク)。昨年まで関西在住でしたが、現在東京に住んでおり、青山のサークルさんに何度か行っているのですが在庫がなくて。。。新しいのが早く欲しいです!