機械絞りの本命「3本挿しペンケース」が復活登場です。1本挿しに比べて数倍難しい2枚貼り合わせ絞りの3本挿し、まだまだ引退した箕輪の絞り職人さんレベルとはいかないけれど製品化に漕ぎ着ける事が出来ました。モンブラン146が3本ピッタンコ収まるサイズです。最初万年筆とボールペンとペンシルを収める事を想定していたけれど、万年筆3本入れる人が多いなぁ〜。これも1本挿しと同じ色のブッテーロ8色。
手前からグリーン、レッド、トープ、キャメル(茶)。
ブッテーロ革のエージングを楽しむならやはりこの絞りのペンケースが最も適している。絞って膨らんだ部分が革の繊維が広がっています。そこを乾拭き繰り返すと、内からオイルが染み出して革繊維の荒い部分を埋めて光沢感のあるコーティング。それを繰り返すとあなただけの掛買いの無いペンケースとなります。ブッテーロお手入れ名人はこのペンケースから生まれる。
手前から黒、ネイビー、ダークブラウン、ワイン。
手前の黒の絞った部分の底部分に筋があるのが分かると思いますが、これは切れているのではなく絞った時のたわみをプレスして生まれたシワです。これが生じた個体が変形しやすいとかどうのという事はありません。特に黒とキャメルに多く出ました。これは伸び方向を横に裁断しないといけない所を縦に裁断した為生じました。次回からはしっかり伸び方向を意識した裁断をするよう徹底します。
ブッテーロの3本挿しは 税込み25,920円也。
シャークスキンの黒と黒桟革のブラウンでも少しだけ作りました。次回製作時にはブッテーロタイプ並みに数を作ろうと思っています。税込み28,620円也。
クロコで3本挿しも絞れました。絞れるかどうか不安だったので今回1本挿しも3本挿しも1本ずつ。次回生産ではクロコももう少し多く作りたいと思っています。このクロコのペンケースは明日ブッテーロの3本挿したちと一緒にPen and message.さんへ。1本挿しは税込み43,200円で、3本挿しは税込み81,000円です。クロコなので高価です。
神戸元町のPen and message.さんと東京南青山のサークルさんと名古屋大須のペンランドカフェさんと大和出版印刷さんのオンラインショップの「神戸派商店」でも販売近々開始。このペンケースたちを年に一回は作り続けたいと思っています。
月曜にお邪魔したものです。
お店では、やわらかな時間(表現に悩みましたが)を過ごさせて頂きました。
出ましたね、三本挿し。実物が見たい!!!
何とか用事を作らないと。
また、お邪魔します。