コンパクトでバックインバッグとしてもつかえるサイズ。でも予想を超える収納力にびっくり。その理由は外にも内にも出っ張りが出ない縫製方法と絶妙なサイズバランス。その事は後ほど説明するとして、「ポーチ・ピッコロ」が出来上がりました。今回はシックな色合いばかりで作ってみました。冠婚葬祭で重宝する事を念頭に。
クリスペルカーフは黒とダークブラウン。黒は今回もブルーステッチ。トープ、ネイビー、ブルーのクリスペルも入手済みなので、次回のピッコロ製作ではその3色も作る予定。なので、次回は黒は黒ステッチで作ろっと。税込47,520円。
黒桟革では黒と赤みかかったブラウン。ル・ボナーで唯一定番で使っている純国産革ですが。革小物以外のバッグでは、このポーチ・ピッコロしかまだ使っていない。他のカタチでも使う工夫しないといけないなと思っています。税込47,520円。
傷つくのを気にせず使えるシュランケンカーフはピッコロの中で人気一番革。今回は黒、トープ、バイオレット。前回シュランケンカーフではあまり作らなかった黒で作ったらあっという間に売り切れました。他の製品だと黒はル・ボナーでは人気がないからと作らなかったけれど、やはり冠婚葬祭用には黒に黒ステッチは需要があると知った。税込37,800円。
エレファント革は前回製作分のグレーと黒(ワインステッチ)が各1つまだあります。税込88,560円也。
ポーチ・ピッコロは上画像のように持つと良いかと思っています。ハンドルを握って持つのはお勧めしません。
横20cmで幅3cm(融通は利きます)で高さははし11cmで中央12cmの曲線。このサイズバランスは実際にサイズ違いのサンプルを何個か作って考え抜いた。
表にも内にも出っ張りのない縫製方法がサイズ以上の容量を可能にした。
しかし、この縫製方法を発見するまで苦労をした。すぐに手縫いが頭をよぎる縫い方。でもそれだと量産での適正価格は望めない。次に考えられるのがポストミシンでの縫製。やってみたけれど、角部分のカーブをこのサイズでは厳しくて大きくしないと縫えないから容量ダウンになる。それとシャープなフォルムが生まれない。そんな思考錯誤の結果、もしかして裏地落としの内縫いと同じ考え方で外と内をそれぞれ成形し、最後にファスナー口で縫い合わせれば出来るのではないかと考えた。それなら最後のファスナー口の縫い以外は平ミシンでこのカタチを組み上げられるはず。そして試してみた。。。出来たじゃありませんか。縫製精度が必要だけれど、これなら量産は問題なく出来る。
そんな風にこの「ポーチ・ピッコロ」は生まれた。内装も最初は上画像ように長財布風に至れり尽くせり仕様を発想したが、それだと自由度がスポイルされるし価格も上がる。そして内装はお札の入るポケット付きの仕切りのみにした。
セカンドバッグの需要が極端に減っている今、求められる要望をコンパクトに収納出来るサイズと仕様を熟慮した時、ブームで終わらないカタチが発想出来るのではないでしょうか〜なんちゃって。これからもポーチ・ピッコロは繰り返し作り続けるル・ボナーのカタチです。
明けましておめでとうございます。
お世話になっております。
エレファントの黒は取り置き及び通販可能でしょうか?
お返事お待ちしております。