12月がスタートです。今年の師走はどうなりますでしょうか。30日まで営業する予定です。年初はまだ決めていません。決まり次第お知らせします。でもって、月初め恒例に先月からしているボンジョルノのグッズたち。
時計はオメガの50年代のハーフローター。この相当やれた外観がたまらなく好きな時計です。時が刻んだ傷や汚れをロンドンのノッティンヒルの骨董屋の初老のご主人が「時間のキス」と言っていました。ハーフーローター自動巻のコチコチ言う音色も心地良いです。それに今回から自作のNATOベルトにして装着しています。NATOベルトは裏蓋裏を2枚のベルトが通る事になるので、防水性に弱点がある古い時計には安心感があります。その上、その2本のベルトが絶妙なフィット感を与えてくれます。
思わずオメガらしい赤ムーブが見たくなって裏蓋を開けて見ちゃいました。質感のある素敵なハーフローターのムーブメントです。チラネジも味わいあります。
狭い万年筆愛好家社会にて私を一躍少しだけ有名にした?「アウロラ85周年レッド・マダムモニカ」改。一年半ブログで欲しい欲しいと叫び続けて、哀れに思った万年筆コレクターの知人が、パリ在住のイタリア人女性「モニカ」さんから入手し、それを私めに譲って頂いた経緯はこのブログで何度か書いた。その思い出の万年筆を2014年12月の万年筆に。クリスマスシーズンだし合っていると思う。
実はこの万年筆のペン先は90年代前半までのアウロラのハイレグのペン先を移植している。イタリアらしいハイレグのペン先が大好きで、旧アウロラ88の14金ペン先に変えている。北海道の万年筆愛好家の人が東急ハンズでメッキセットを購入。この金色無垢のペン先がその初めての生贄となった。そのロジュームメッキは見事な出来栄えで今も剥げずに素晴らしい銀色を保ち続けている。その後、彼はこの成功に自信を得て、何本かの金色ペン先のロジュームメッキを試みたが、これ以外に成功したペン先はないらしい。世界で唯一のアウロラのハイレグ14金ロジュムームメッキペン先のレッドではないでしょうか?。
キヤノンSERENAR50mmF1,8。戦後間もない40年代後半にキヤノンが初めて自社生産したレンズ。でも逆光だともやがかかったみたいに抜けないし、ピントの山も確認しにくい。小さいのに大変重い。でも外観の美しさは持っているレンズの中でダントツ美しい。その上この個体は塵一つレンズ内に確認できないし外観に傷一つない上物。なのでこのレンズで撮りたいと思ってしまう。このレンズだから撮れるノスタルジックな絵を求める。重いけど。
どうも私は50mm画角の単焦点レンズが一番好きみたい。50mmが三本。あと45mmと55mmがそれぞれ一本持っていて、まだ増やしたい衝動もある。この画角以上だと生まれる立体感が好きだ。風景も撮ろうと思うと私の腕だと厳しいけれど。
帽子はドイツ製「MAYSER」の中折れソフトハット。ファーフェルトは繊細で上等です。中折れハットにしては珍しく縁がパイピングしてあるタイプ。ちょっとホンブルグハット風だと私は思っている。下北沢の古着屋さんで購入。冬場に被る帽子の中で一番のお気に入りのハットです。私の場合、強風下でも手で帽子を抑えなくても飛ばない。ハゲ頭の特権かもしれない。
今回の画像はキヤノンEOS50DとEF100mmF2,8MACROで撮りました。
はじめまして。
いつも楽しくブログ拝見させていただいております。
ふと気になりましたが、「モニカ」嬢には何色のインクをいれているのでしょうか?ルビーのような透明感のあるレッドのように見えますが・・・よろしくお願いいたします。