萬年筆の書き味に拘りを持って製紙工場さんに直接頼んで作り上げたペーパー「リスシオー1」。その紙を使って毎年四角いダイアリーノートを大和出版印刷さんは作り続けています。その革カバーをル・ボナーでは作り続けています。去年はちょっと私だけ消極的な参加ではありましたが。2014年度のリスシオ−1のダイアリーノートが販売されて遅れる事一ヶ月とちょっと、ようやくその革カバーが出来上がりました。今年は頑張りました。
今回はシュランケンカーフの黒、赤、ネイビーとノブレッサカーフのゴールド(茶)でシングルタイプとダブルタイプの両方登場です。
ステッチはネイビーが青、黒がチョコ、赤が黄色、ゴールドも黄色。
内装のブッテーロはネイビーはネイビー、黒はチョコ、赤とゴールドは黄色。
唯一今も3つの刻印が並ぶ3社共同企画品。谷本さんや吉宗さんたちと行ったドイツ〜チェコ〜イタリア文具旅は、今まで何度か行った海外旅行の中で最も想い出深い旅だった。その後始ったこの共同企画品を作るたびに、あの優雅とは真逆のヘトヘトに楽しんだ欧州での日々が思い出される。今回は刻印を入れるのを専門の職人さんに頼んだので、私が押したのと違って今までで一番綺麗。その職人さんが使う箔押し機は、ジブリの映画で出てきそうな蒸気機関のような古〜いマシーンらしい。使い続けるその東京下町の職人さんも相当頑固者らしい、一度はそのマシーンと職人さんに合いたいな。
ダブルタイプは18,900円、シングルタイプは12,600円で、3社の刻印が入ったタイプはPen and message.さんと分度器ドットコムさんとル・ボナーでの販売です。数日遅れで大和出版印刷さんから特別バージョンのシングルタイプの革カバーも登場します。それは表革がシュランケンカーフのピンクとミコノスで、内装にデッドストックしていたフランス・アノネイ社のカラフルなボックスカーフのサーモンピンクとライムグリーンを使った仕様です。そのタイプは14,700円です。来年も作りますが間違いなく値上げします。宜しくお願いいたしまぁ〜す。
黒のシングルを予約できますでしょうか?