ル・ボナーの一日

茅ヶ崎の卓袱堂にて

2006年02月19日

卓袱堂2階.jpg 東京出張2日目は、渋谷の藤井さんに会う予定にしていたのですが、休みだと知り急遽、卓袱堂の卓ちゃんのところに行くことにしました。 卓袱堂のある茅ヶ崎は東海道本線で約1時間。横浜まではすぐなのですが、それからが時間を感じます。 陶芸家の卓ちゃんとは10歳違いの20年以上親しくしている友人です。私が多摩の聖跡桜ヶ丘で初めてお店を持った時、高校生だった卓ちゃんがお店でアルバイトをして、それからずっと親しくしています。 卓ちゃんは走行距離13万キロの、今では存在していたことすら忘れ去られている不人気車のホンダ、キャパで茅ヶ崎駅まで迎えに来てくれました。 茅ヶ崎、ラチエン通りにある卓袱堂は今、改装中です。卓ちゃんとその友人たちがドゥー イット マイセルフでやっているのでまだまだかかりそうです。陶器のショップ兼工房兼ワインバーの卓袱堂は4月頃のオープンになりそうです。オープンパーティには是非行きたいと思っています。 卓ちゃんと会うのは1年半ぶりです。遊び上手で、女性にモテモテなのは今も変わらないようですが、陶芸に対しては真摯に取り組んでいるようです。物作りに対して多くの事を話しました。 誰が見ても美しいと思える絶対美を表現出来る数少ない天才は別として、物作りをする多くの人はそうではない。味感の中に自分を表現しようとする。味感の好みは千差万別なので、時代に乗らないものは評価されないまま、消えてゆく。それでも、先の見えない不安をかかえながら、物作りをする人間は自分を表現するために作り続けます。物を作るという苦しいけれど楽しい作業を。 しかし人は食べていかないといけません。そのため妥協もします。自分以外の周りの人も幸せにしてあげないと、一人よがりの身勝手になってしまいます。 お昼ごはんは卓ちゃんが、料理名人の腕を生かして、ペペロンティーノを作ってくれました。 卓袱堂の2階のすっきりした和風の居間で、多くの事を話しました。私は私らしさを表現した鞄をこれから作ってゆこうと思いました。 卓ちゃんの所にはチョコレートがいっぱいありました。私はハミがくれた義理チョコのみです。 また一緒にキャンプに行きたいねと言って茅ヶ崎を後にしました。

Le Bonheur (22:38) | コメント(0)

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