ル・ボナーの一日
「アウロラ80周年記念」がボンジョルノの元に〜
2013年02月12日
先日萬年筆研究会WAGNERの関西地区大会が神戸元町であり、
わざわざ神戸でも離島にあるル・ボナーにも
何人かの万年筆の深みにはまった方々の来店があった。
私は万年筆が好きですがこの会には参加した事がありません。
だって病状が悪化しそうだもの。
でもル・ボナーは万年筆は売っていなくて鞄を売っている
万年筆屋さんとして有名なようです。
多くの万年筆感染者を新たに輩出した部分はあるかもしれない。
万年筆が好きになっていっぱい増えていく人たちは
どこかユーモラスな部分が感じられて平和だなぁ〜と思うのです。
私は去年の年末に予期せぬ万年筆の増殖が相次いだ為、
今年はこの趣味から少し遠ざかっていようと思った。
その矢先みずうみの悪魔さんがとんでもない万年筆を持参した。
アウロラの80周年記念限定万年筆です。
ボンジョルノと言えば言わずと知れたアウロラ85周年レッド。
でもアウロラの傑作はこのスターリングシルバーの80周年の方に
軍配が上がるという思いを持っていた。
この万年筆もいつか入手したいなぁ〜と思い続けておりましたが、
中古品になって15年経ってもボンジョルノの希望購入価格にはならずに
手に入れる事が叶わなかった一品。
スタリーングシルバー軸の彫金は素晴らしい文様。
そのシルバーにコンビネーションされた
ル・ボナー色のあずき色が絶妙です。
これはやはりアウロラの傑作だ。
その品を破格の価格提示。
ハミに目配せしたら「いいよ」という笑顔。
私は念願のイタリア万年筆を手に入れてしまった。
今年は万年筆は自重しようと思っていたけれど。
2月にしてその決め事を破ってしまった。
でも嬉しいなぁ〜。
(追伸)
昔々ボンジョルノはペン先を始めて研いでみました。それをルーペで見たつきみそう先生はこれは酷過ぎる。そして「コテ研ぎ」と命名された。その伝説?のコテ研ぎシズレはその後見た目は怖いけれど心優しい関西の親方に調整して頂き、コテ研ぎはその片鱗を残しながら徐々に復活しつつあった。そして好んでこのコテ研ぎシズレを使っていた。そのシズレがこのところインクフローがあまりかんばしくなく、書くのにストレス感じるようになっていた。そこでまたまた心優しい関西の親方に診てもらう事になりました。帰還したコテ研ぎシズレは復活した。それに加え書き味もスムーズだ。そしてルーペでペン先のイリジュウムの形状を見ると、おぉ〜ここまでコテ研ぎがまろやかになっている〜!。このコテ研ぎシズレに益々愛着感じるボンジョルノでありました。
Le Bonheur (21:33) | コメント(2)
Comments
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今まで何度か、ボンジョルノさんのコレクションを試し書きさせていただきながら思ったのですが…
ボンジョルノさんは、どんなインクをお持ちですか??インクにはどんなコダワリをお持ちですか??インクに関するお話なども聞いてみたいです。
(インクに関する内容をブログに書かれておりましたら、申し訳ございません。まだ過去に遡って読んでいる途中でございますので…。)
Re: ボンジョルノ より
う〜ん 正直なところそんなにないですね。
でも万年筆に優しいインクを無難に使うようにしています。
アウロラ85周年レッドに赤系の負担をかけるインクを入れて使っている以外は。
おめでとうございます。
松本さんの写真を見て、久しぶりに箱から出してインクを入れようかと思います。インクは何しますか。
私は赤系が危ないと言われてから、使う機会を逸していました。
Re: ボンジョルノ より
ついに入手しました。
良いですね〜。見惚れてしまいます。
インクはモンブランのボルドーを入れて使う予定です。