ル・ボナーの一日
フィット感抜群の「フェルディー」
2012年06月10日
ル・ボナーのレディースバッグの中で、
最も身体にフィットするのは「フェルディー」でしょう。
そのフェルディーが久々店頭に並びました。
ジーンブルー、オレンジ、トープは夏を意識して。
バイオレットは注文多くあり作りました。
シュランケンカーフの質感を一番楽しめる
ル・ボナーのレディースの定番中の定番バッグ。
この底の革の折りでふくよかさを出している。
その部分を薄く漉き過ぎると弱くなる。
厚過ぎると縫いが大変になる。
その絶妙なバランス。
トップファスナー部分が前倒れするように、
前胴と後胴のパターンを意識して変えている。
それが独特のフォルムを生み出している。
前ポケットがこのバッグのアクセントになっている。
豊かなカーブがよりふくよかなフォルムを引き立たせる。
頑丈そうでないこのショルダーの根革部分だけれど、
十分頑丈でその繊細感がレディースらしさも演出する。
長さ調整用のギボシも嘴ギボシに変更して安心感が増した。
支持され続けてこのフェルディーも10年以上作り続けている。
税込み67,200円。
Le Bonheur (19:40) | コメント(1)
このふくよかさはやっぱりいいなあ。そういえば,ファスナーのカーブはパパスにもありますね。体に心地よく沿うように計算通りなのですね。ところで,ベルトキーホルダー「ル・ボナー」は見れば見るほど凄いですね。厚みがありしっかり感や立体感がある。しかし,やぼったくなく洗練されていて品がある。斜めサイドから見るのが特に好きです。この気品は確かな仕事から生まれるのでしょうね。本当に価格じゃないですね。
Re: ボンジョルノ より
二次曲線、カーブしたライン、と言った四角四面ではないパターンの妙が大好きです。これからも意識しながらカタチを作り出したいと思っています。