ル・ボナーの一日
やはり工房内制作でベルトキーホルダー「ル・ボナー」
2012年05月23日
やはりこの革小物がないといけません。現在ベルトキーホルダー「ル・ボナー」を少しづつ作り始めております。300個以上作れる量を裁断しました。ブッテーロとシュランケンカーフで多色作り始めております。
今回は外注しようと思い量産システムを組もうと試みた。でもどうしても組めない。単純な作りの革小物なのに、どうしてもスムーズなシステムの流れが見えて来ない。その為今回も工房内での生産となりました。
ふくらみを出す為に肉盛りという芯を革の間にサンドイッチする技法を使う場合が多いけれど、斜め漉きした厚い革を二枚張り合わせる技法をこのベルトキーホルダーでは使っている。この技法を使うと綺麗で自然なふくらみを生み出せるけれど、縫製技術に工夫が必要だ。ただ、この斜め漉き自体は漉き専門の職人さんに頼めば問題なく出来る行程。
それよりこの貼り合わせが量産行程を阻む最大の要因。斜めに漉いた二枚の革を、表にふくらみを出して裏は平に張り合わせる。その上カーブさせながら裏表を貼る。この案配が外注での量産を拒む最大理由。
その貼り合わせた状態を本裁ちする。
そして縫うのだけれど、厚み5ミリから渕は1.5 ミリまでの斜めになった部分を縫うのも苦労する。縫う時滑り落ちそうになりオサエの走りも不安定になる。それでもル・ボナーらしいこのふくらみは変えられないからこれからも工房内生産。
この単純なカタチの中にル・ボナーらしさが凝縮して詰まっています。そのベルトキーホルダーを3,990円でこれからも作り続けるには、自分で作らないと難しいようです。頑張ります。
Le Bonheur (21:40) | コメント(4)
Comments
-
すみませんが、イエローを取り置きお願いします。
近いうち伺います。
Re:ボンジョルノ より
了解しました。
取り置きしておきます。 -
待っていました。妻がライムグリーン(シュランケンカーフ)を使っています。革の部分はいうに及ばず金具の部分まで凄くきれいなままです。糸もきれいなままです。(5年くらい毎日使用)ベルトキーホルダー「ル・ボナー」はきれいなカーブを描いていると思っていました。そういうことだったのですね。凄いですね。
Re: ボンジョルノ より
ナス管が届き次第送らせて頂きますね。
ベルトキーホルダー「ル・ボナー」は、
ル・ボナーらしさが凝縮した革小物だと思っています。 -
ベルトキーホルダーをネットで購入させて頂きたいのですが、どのようにしたらよろしいのでしょうか?
Re: ボンジョルノ より
メールにてご連絡させて頂きます。
お店にお伺いしたいのですが、なかなか行けないです・・・いっその事・・・ベルトキーホルダーの予約販売は出来ますでしょうか?購入するためにお店にお伺いする予定をつくってしまいたいです~よろしくお願いします。
Re: ボンジョルノ より
大丈夫ですよ。
予約はメール(info@kabanya.net)でお願いします。