ル・ボナーの一日

「ホンダ ドリーム50」交渉中

2012年05月02日

DSC_5985%EF%BC%92.jpg オリジナルのアメリカンなワークウェアを作っている岡山の通称M9さんは、カメラだけでなくてバイクも大好きだ。今度フルレストアしたホンダのCL250を入手すると言う。それでバイク3台所有は如何なものかと思い1台を手放すという。その手放す1台がホンダの「ドリーム50」。ホンダが採算性を無視して作ったあのマン島レース仕様風の50cc バイク。素晴らしく美しい50ccバイク。バイクの免許を持っていないボンジョルノでも50ccならいける。手放すなら私にと声をかけた。十分納得出来る価格で交渉成立〜といくところだった。しかしそうはいかなかった。 そのメールでのやり取りを見たハミが「絶対バイクは駄目です」と一言。「注意力散漫なヨーちゃん(ハミは私の事をそう呼ぶ)がバイクなんて危険」と言うのが理由。「だったら六甲アイランド内を時々トコトコ走らすぐらいであとは眺めて楽しむから」と言うと、そんなお飾りとして欲しいならもっといらないじゃないと筋の通ったご意見。でもモノ好きの所有欲を今まで理解してきた人らしくない発言とも言える。この事に関してはハミは強固に反対する。 その事をM9さんに話すと「バイクはやめてと言われて前の彼女と別れましたよ」と。私の場合はハミに三行半を突きつけられたら生きていけない立場なので、そんな強気な態度は決して出来ない。ドリーム50をM9さんが手放す秋まではまだ時間がある。ハミとの交渉を辛抱強く続けて行く事にしよう。 それにしてもこの「ドリーム50」という50ccバイクは美しい。ボンジョルノの琴線に触れる。入手する為の理路整然とした論理的理由をなんとか捻り出せないものだろうか。なくても全然困らないけれど、ホンダの魂の叫びをそのカタチに見たと感じ所有欲が生じた。発売された時に私はいち早くドリーム50のプラモデルを買った。そのプラモデルは今でも押し入れの奥に箱付きで組み立てずに眠っている。それほど憧れたカタチを実車でなんて夢のような事ではないでしょうか。でも大きな難関がその前に待ち構えていた。

Le Bonheur (21:03) | コメント(1)

Comments

  1. 再起(せき)SR400 より:

    一瞬、プラモデルかと思いました。よく見るとヘッドライトが点いてる。何十年も前の、それもマン島TT仕様の名車が、よくもこれだけきれいな形で!
     「乗らない!ぜ~ったい乗らない」と起請文を書いてでも、手に入れるしかない・・・けど、乗らなかったら今のオーナー、それはそれで寂しいでしょうね。
    Re: ボンジョルノ より
    良いでしょう。
    手に入れたいです。

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