ル・ボナーの一日
トレドのリュック
2011年10月08日
鞄大好き人間である古山万年筆画伯は今回の旅行でも4個の革鞄を購入していた。
本人は研究の為と言いながら先日持っている鞄を数えてみたら400個近くあったらしい。
いやはやその情熱には驚かされます。
そんな鞄好きがスペインでチョイスした鞄の中でちょっと気になった革のリュックがあった。
このカタチは30年前に見た事がある。パターンの妙で本体の下部が動物の足のように伸びていて。その部分とショルダー部分が連結した独特のカタチをしたリュック。まだこのカタチを作り続けていたのかという懐かしさを感じたスペインらしい革のリュック。
縫製は30年前に見た時のモノに比べて雑な感じは否めないけれど、良いなめしのオイルレザーを使った一枚仕立て。一枚仕立てでも独特で、革の裏を奇麗に仕上げて本体部分はその革裏を表で使い、内部が表革仕様にしている。この技法はスペインを代表するバッグブランドのロエベでもかつて同じ仕様のバッグのシリーズがあった。スペイン独特の技法の一つのようだ。
しかしこういったスペインらしさを感じさせるバッグを探し出すのは至難の業。スペインを代表するブランド・ロエベですらLVグループに吸収されそのスペインらしい魅力は消えてしまった。このバッグのお値段は120ユーロだったらしい。日本だとこのレベルの革の原価にもならない。その価格でないと売れないのがスペインの現状だったら、このスペインの伝統的なカタチと仕様の革のリュックを作る職人はいなくなる。このカタチと仕様を私なりにアレンジして作ってみたくなった。
Le Bonheur (08:41) | コメント(1)
ブログ発見しましたww
アファンでお会いできることを楽しみにしております**
Re:ボンジョルノより
返信遅くなってごめんなさい。
連続してアファンだったので、
時差ぼけを感じないですみました。
残り2ヶ月半仕事に全力投球です。