
10年落ちのアルファロメオ145クワドリフォリオ前期型(前期型の特徴はバンパーが黒色)が愛車になり3年半が経った。中古車市場を覗いてみると、同じタイプのアルファ145は10万円台で売っていたりする。それでもメンテナンス修理代がかかるというイメージが災いして売れないようで、街で見かける事が少なくなった中途半端な時代のアルファロメオです。でも私の場合はその洗礼もそんなに受ける事なく、非常に満足感を持ってこの車と3年半過ごせている。
今まで軽自動車の2サイクルジムニー、スバルサンバー、その後三菱ジープJ37、ランドクルーザー40系、そしてVWタイプ11968年式と相当癖のある車を乗り継いで来た私にとって、始めてのノーマル?な3ナンバー乗用車。それでいてそれまで乗り継いで来たどの車より人馬一体感のある有機的な車。アクセルも、ハンドリングも、柔なボディー剛性も、全てが適度にドライバーを刺激し続ける。その上エクステリアデザインは正にイタリアデザインの真骨頂と私は思っている。


インテリアはチープだけれどドライブする時触れ続けるハンドルとシフトノブはねっとりイタリアンレザー。黒革に赤ステッチはどこかでよく見るコンビネーション・・・。ファミリーユースな車においても、ドライブを楽しむ上での最小限の贅沢は怠らないアルファのスポーツする心。少しほころびが目立ち始めたドアの内側のパネルもいつの日か自前で革に貼り替えたいと考えている。当然黒革に赤ステッチ。
今年はまた車検の洗礼を受ける。アルファロメオMiToにも魅力を少し感じて買い替えるのもいいかななどと思ったりするけれど、いやいややはりこの145の方がボンジョルノ的?。今年もこの車の車検を楽しもうじゃありませんか。格安で。

それにしても乗っていない。18000キロ時点で入手し、その後3年半で7000キロ。1年2000キロほどしか乗っていない計算になる。つまり移動する道具として、私には車は必要ないと言われてもまったくその通り。だからイタ車が私にとってピッタシとも言える。だから大きな問題も生じないとも言える。
冬場は雪降る方向に行かないようにして、夏場は渋滞しそうな道は避けるようにしてドライブすれば、こんなに楽しく乗れる車は始めて。イヤ夏場の暑い室内でオーバーヒートしそうでしない水温計とのにらめっこも、雪降るアイスバーンの道での緊張感も、本物のアルフィスタなら楽しめるのかもしれない。私には無理だけれど。
どちらにしてもこの1998年式アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型は私にピッタリとフィットしている。あくまでドライバーとエンジンが主役の車で、電子機器はそれを頼りなくサポートするその塩梅が絶妙で、安全や安心は得れないけれど楽しさと自己満足を十分満たしてくれる。でもって〜。

イタリアのメーカーが中国で作った145のモデルカーを入手した。作りは甘く程々なのに値段は立派な7000円弱。でもこの中途半端なアルファの車種ゆえになかなかモデルカーはない。私にとってはやっと巡り会ったとても貴重なモデルカー。仕事机上にいつも鎮座しております。
今回久々に愛車のアルファ登場にも一応下心がある。Googleで「アルファロメオ145クワドリフォリオ前期型」で検索すると、ブログ「ル・ボナーの一日」がトップページ4番目に登場する。これを死守すべく、つまり私なりのSEO対策とでも言いましょか。販促活動の一環といいましょうか。正直ただの自己満足かも。でもアルファロメオは良いです。私にとって大好きなイタリアの具現化。
こんにちわ。
僕はデブペンケース愛用者であり、このブログの愛読者でもあります。特に愛車のアルファ145について書かれる記事がとても好きです。ちゃんと”前期型”というところまで毎回記載されているところにも愛車へのこだわりが感じられます。
僕は約1年くらい前?にこのブログに「アルファについてご意見伺いたいという青年がお店を訪れた」という内容で取り上げられたことがある者でして、その時はアルファがほしかったんですが、その後、フィアットNEW500を購入することになりました。またこの車でお店に行きたいと思いますので、その時はまたお話させてください。
Re:ボンジョルノより
いやぁ〜イタ車は良いです。フィアットNEW500は可愛いですし、イタ車の中で一番ちゃんとしている車の一台ですよね。是非愛車を拝ませてください。スモールイタリア車万歳〜!。