ル・ボナーの一日

デッドストックのフラスキーニの革でエプロン

2011年01月10日

2010年度の棚卸しも年越して終え、いよいよ本格的に仕事へ突入〜。と思いながらエプロンを見ると相当くたびれている。ヨーロッパのカバン職人は作業用の白衣を着て作業していて、それはそれでカッコ良いのだけれど、私は30猶予年ず〜っとエプロンで作業してきた。でも男がして可笑しくないエプロンがなかなか見つからずに、ボロボロになっても同じエプロンを長く使い続けていた。よく考えたら、気にいるエプロンが見つからないのなら、自分で作れば良いではなかという事に気が付いた。そこで作る事にした。



自分の品を作るとなると集中力抜群のボンジョルノ。2時間ちょっとで出来ちゃいました。こんなに短時間で作れる事が分かっていればもっと前に作っていれば良かった。この革のエプロン良いじゃないですか。革はイタリア・フラスキーニ社のデッドストック革「ビューカーフ」のネイビー色。カーフ革(日本ではキップのサイズ)1枚丸々使いました。最初は衣料用の薄い革でエプロンを作る予定だったけれど、棚卸しの時に革を吟味していたら、柔らかな革ではあるけれど厚み(1、9ミリ)のあるこのねっとり革でどうせなら作りたくなった。なので相当重いエプロンになってしまった。でも質感は抜群のイタリアンカーフ。使い込んで年輪刻まれながらエージングしていくのが楽しみだ。



エプロン着けてみましたの図。エプロンは今までやはり帆布が良いと思っておりましたが、革はやはり良いなと着けて実感しております。間違いなく一生モノのエプロンであります。今年から職人人生の後半生をこのエプロン着けて頑張って行きたいと思っているボンジョルノでありました。

Le Bonheur (22:05) | コメント(3)

Comments

  1. taka より:

    マンレイ(?)よろしく、ついにセルフ・ポートレート=自画像にいきつきましたか?
    左脇があまいかな?
    まさか太ってそれ以上絞れないのでは?
    初ツッコミでした・・・!!
    Re:ボンジョルノより
    マンレイ知らなかったので早速調べてみました。なるほど〜。takaさんの博識にはいつもながら恐れ入ります。師匠の言う通りがんばって脇を絞る様にいたします。撮影でも生き方?においても。今年も宜しくお願いいたします。

  2. 木のお医者さん 水崎 より:

    今 関西を中心とした万年筆の良識ある変態クラブでは、なぜか前掛けが流行っているようですから、ひょっとしたらオーダーが入るかも知れませんねぇ。
    職人さんの様に毎日使う訳じゃないから、一寸薄手の軽い革で胸の辺りに万年筆が数本はいるポケットを付けて、、、、
    お幾らぐらいになるんでしょうか??
    Re:ボンジョルノより
    流行っているんですか。知りませんでした。
    でもオーダーは全てお休みしているので、
    ご注文されてもお受けできません。
    なので値段も計算しておりません。

  3. いしかわけん より:

    やばい、格好良すぎます
    欲しい!と言えば、作って戴けるのでしょうか
    とは言ってみたものの、
    革の量も半端なさそうですし・・・牛一頭くらい?
    手が出そうもないです(笑
    Re:ボンジョルノより
    注文はお受けしていないのです。
    その上商品にする予定もありません。
    カーフ1枚丸々使用しました。

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