去年は行けなかったけれどボンジョルノにとって毎年の年中行事になっている古山万年筆画伯主催の「アファンの森で語る会」に行って来ました。いつものように愛車アルファでの年に一度の長距離クルージングを決行する予定だったけれど、注意散漫なお父さん一人での場合は危険だから駄目だとハミが言う。そして今回は鉄道での黒姫行きなってしまいました。新幹線での東京出張以外の鉄道使っての旅行は久しぶり。車窓の外に広がる山々の紅葉見ながら、これはこれでなかなか良いではありませんか。その上楽チン。
私は近畿地方のチベットと呼ばれたりする兵庫県但馬地方に、中学2年生まで過ごした。自然はいつも隣り合わせだった。大人になっても信州の森へよく車を走らした。森は人の心と体を包み込む。森は私にとって心の清涼剤。その時間を思い共有出来る仲間と一緒に過ごせるなら、より素敵な事じゃないでしょうか。
この集いはアファンの森を訪れ、C・W・ニコルさんや森の育て人・松木翁のお話しを聞く事が会の趣旨だけれど、その事以上に私にとっては、年に一度のこの集いの時しか会わないけれど、年に一度会う若者たちのお話し聞くのが刺激になる。悩みもがきながら素敵な明日求める若者たちの話し聞く時、日本もまんざら捨てたものじゃないなと思うのです。20代前半の若者たちから85歳のシャキッとした淑女まで集う、年齢層の守備範囲が広いのも素敵な会です。
そして万年筆くらぶ会長・中谷でべそ氏やめだかさんにも久々会えるのもこの会の私の楽しみ。柔らかな(表面的には?)先達お二人の万年筆趣味が私には心地良い。それに北海道から参加のディープな御仁も加わり話しは盛り上がったぁ~。
それとすごく会ってみたかった人とも今回のこの会で初めてお会いできた。その人は「鞄仙人」。良し悪しを論じる事などおこがましくて言えない独自の境地で作り続ける鞄たちの実物は今まで何度か見たけれど、その作った本人とお会いするのは初めて。この人良い~。「鞄仙人」については改めて詳しくこのブログで書かして頂く事とします。
そして今回の目玉は、アファンの森に新しく出来たばかりのメインセンターで、ニコルさんのお話しを聞く事。すべて国産材を使って宮大工職人さんたちの手で作られたその建物は、日本の素敵を伝える無垢な美しさ。そして室内を飾る家具たちはアファンの森から切り出された木材使って作られたという。この豊かさ素敵です。
「アファンの森で語る会」も今回で9回を数える。いつも参加するたびに思う。本当の豊かさって自分にとって何だろうかと。この時代に生きたカタチ残したい。頑張り過ぎず淡々と。自分にとっての本当の豊かさが少し見えて来たように思えた。
電車で行ってきたんですね!
それはそれで、楽しそう。
私が最後で日本でやった個展には、2年前に森で知りあった方も来てくれました。個展というより個展会場を使った宴会?のようだったので、初対面の人たちがワインを飲みながら楽しい時間を過ごしました。さながら海辺のアファンですね。
ちなみにアラビア語の「どういたしまして」も「アフワン」と言います。お礼に対する返事というのは、どの国の言葉でも美しい響きだと思います。
Re:ボンジョルノより
鉄道でのアファンだったので、体力温存出来て深夜まで楽しくお話し出来ました。今回はカメラマン・ボンジョルノ大活躍のアファンでありました。