高校入学時に親父がセイコーの自動巻時計を記念に買ってくれた。しかしその頃は全然時計に興味がなかったものだから直ぐになくしてしまった。それから30年以上時計を付けないで過ごした。でも全然不自由はしなかった。しかし50歳直前になった頃強く興味を持つようになった。そのきっかけがこのSTOWAのアンテア。装飾のないバウハウス的ドイツ時計。今でも最も使用頻度の高いマイ時計。
私はすごく興味があっても、10万円の壁は越えられない。時計においても同じ。そんな私が中古時計方向に進むのは理に叶っていた。そんな私が最初に手に入れた中古時計がこのセイコーのロードマーベル36000。私はこのロードマーベル3600が最も魅力的なセイコーの機械式時計だと思っている。
そして真打ちに控えるはルクルトのフューチャーマチック。これもお宝寺の住職から10万円以下で手に入れた。その後スイス本社での修理をお願いし、高級品はやはり維持するには高くかかる事を実感すれど、私にとって特別な一本。防水性皆無のこの時計は寒い時期限定時計。付けないこの時期でもリューズがないハーフローターの自動巻を、一日一回グルグルと言う独特の巻き上がる音を楽しみながらゼンマイを巻き上げる。
この3本あれば十分だと思うボンジョルノです。他にも持っているけれど、実際付けてるのはこの3本。この3本に行き着くまでに時計は増えた。しかし5本あれば十分と言えるあと2本を探して、アンティーク時計の迷路をこれからも彷徨し続けるボンジョルノ。時計への興味は、万年筆より実は長い。どちらにしても自己満足の世界で遊べればそれで十分。
今回のブログは写真の方が主。F1,4 50ミリのレンズのギリギリの能力を試してみました。撮ったままパソコンでの後調整なしの3枚。私が撮りたい写真。カメラも本当に面白い。ボケ味道をこれからも進んで参る所存であります。
記事を読んでいて、例の明るいレンズかなと思って観ていました。やはりf1.4なんですね。ロードマーベルの「写真」がいいですね。
Re: ボンジョルノより
F1、4の85ミリこのところ鞄を写す時によく使っています。これはボンジョルノの定番レンズのF1、4の50ミリの方を開放にして手動でピント合わせして撮りました。銀塩でもこんな写真が撮れたら良いなと思っています。カメラは面白いです。